横浜市立市民病院

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診療科・部門

神経精神科

診療科紹介

柴田 滋文 柴田 滋文 医師

21世紀は脳科学の時代と言われて久しくなりますが、臨床の場面においても少しずつ変化が見られています。特にアメリカでは、それまでは其々の医師の経験に頼っていた診断学と治療学が、他の医学の分野と同様に所謂エビデンス(科学的な証拠)に基づいてのそれに大きくシフトし、各疾患の診断基準及び治療アルゴリズムが確立されつつあります。 また日本においても、昨今の専門医制度の充実に伴い以上のような変化が今後起きることが予想されます。

一方、そのような時代であるからこそ、患者さん一人ひとりをユニークな個人と捉え、その全人的な理解を目指すナラティブアプローチは、過去と比較にならない程その重要性を増しています。

われわれ神経精神科では、エビデンスに基づいた診断学および治療学をそれぞれの患者さんのニーズや考え方に配慮しながら実践出来るよう日々研鑽を積み、「最も良い治療は何か」を常に問いながら診療にあたっていく所存です。

当科ではアルコールや薬物(覚醒剤、シンナーなど)の依存症の治療を除いた、精神科一般疾患を対象としています。ことばの遅れや子育ての悩み、チック、心因性の腹痛・頭痛といった乳幼児期・学童期の問題から、もの忘れ・徘徊・認知機能の低下といった高齢者の問題まで、すべての年齢の方が対象です。

初回の診察には、診察前の予診を含めて十分な時間をかけています。主な訴えや表面的な症状だけでなく、対人関係・身体の病気との関係・他科のお薬の影響・社会経済状況なども考慮して、患者さんとの信頼関係や話し合いを大切にしながら診断・治療を進めていくよう心がけています。また、2回目以降の診察でも必要に応じて30分程度時間を取って治療が行える診療枠も設定しています。

入院治療について

当院には精神科病棟がないため、入院治療が必要な場合は近隣の精神科専門病院への紹介となります。このため、入院をご希望の方の初診は受け付けておりません。
また、行動上の問題が大きい場合(落ち着かず常に誰かが一緒でないといられない、大きな声を出す、暴力的言動がある、死にたい気持ちが強くその素振りを見せる、刃物などで自分を傷つける行為を続けている)やご本人の治療意志が明らかでない場合は、当院での治療は難しくなります。このような場合は精神科の専門病棟を持つ病院での治療をお勧めしております。

外来のご案内

外来は初診・再診ともすべて予約制となっています。初診・再診ともに電話にて予約ができます。初めて受診される方は、事前にお電話でご連絡いただき、診察の日時を決定してからご来院ください。

電話で予約された方は下の問診用紙を印刷して記入の上、受診時にご持参ください。当日、神経精神科窓口の看護師にお渡しください。お薬手帳がある方は、併せてご持参ください。 神経精神科問診用紙
神経精神科の場合、それまでの病気と治療の経過を理解した上で治療方針を立てることがとても大切になります。すでに精神科のクリニックや病院などで治療を受けていらっしゃる場合は、初診の際紹介状をお持ちになって受診していただくようお願いします。

専門外来の紹介
  • 小児精神保健外来(担当医師):柴田
    すでに当院小児科に通院歴があり不登校・発達障害・心の問題が原因と思われる身体の症状などの場合、小児科医からの依頼に基づき月2回(第2・4水曜日)小児科外来にて小児科カルテで精神科医が診察を行っています。
    神経精神科受診に抵抗感がある方でも受診しやすい体制がとられています。
    必要に応じて神経精神科外来でのフォローアップも行っています。
  • 思春期・青年期相談(担当医師):臨床心理士
    小学校高学年から大学生位にあたる年齢の方の家族を対象として、本人に受診の意志がないものの家族が精神科受診を考えていらっしゃる様な場合、カルテを作ることなく受診の必要性などにつき臨床心理士によるアドバイスを受けることが出来ます(予約制、保険対象外)。
  • 物忘れ外来
    物忘れについて相談したい方を対象として診察及び各種検査を行い、年齢相応の物忘れか認知症が始まっているかなど評価しています。必要に応じて薬物療法や、認知症の方への対応に戸惑っているご家族に対する心理教育なども行っています。
    初診の方は初診枠での診察となります。
  • 精神療法外来
    通常の再診枠では診察に充分な時間が取れない場合のための、30分枠の外来です。精神療法外来という名称ですが、精神療法に限らず検査結果の説明や家族・会社の方との面接など、必要に応じて臨時で利用することができます。予約は医師の判断によります。他の診察と同じく、保険診療の適応です。

不明な点に関しましては月~金曜日(祝日を除く)の午後2時~4時の間に、神経精神科外来までお問い合わせください。

医師紹介

担当医師一覧
外来担当医師一覧はこちら
柴田 滋文(シバタ シゲフミ) 部長
卒業年:
昭和63年
専門:
児童思春期精神医学、精神療法
取得資格:
日本精神科専門医及び指導医、米国カルフォルニア州医師免許、米国一般精神医学専門医、米国児童思春期精神医学専門医
片桐 建志(カタギリ タケシ) 副医長
卒業年:
平成16年
専門:
臨床一般、サイコオンコロジー、老年期精神医学
取得資格:
精神保健指定医、精神腫瘍学の基本教育に関する指導者研修会修了
江渕 有希(エブチ ユキ) 医師
卒業年:
平成22年
専門:
精神科一般
取得資格:
土屋 真弓(ツチヤ マユミ) 臨床心理士
卒業年:
平成4年
専門:
取得資格:
日本臨床心理士資格認定協会認定臨床心理士
小出 ひろ美(コイデ ヒロミ) 臨床心理士
卒業年:
平成17年
専門:
取得資格:
日本臨床心理士資格認定協会認定臨床心理士
會田 麻莉(カイダ マリ) 臨床心理士
卒業年:
平成24年
専門:
取得資格:
日本臨床心理士資格認定協会認定臨床心理士