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Clinical department

電話番号 045-316-4580

形成外科

対象疾患・診療内容

1. 交通事故などによる顔面や手指の外傷(顔面・手指挫創、指切断、顔面骨骨折)
2. 体表面の腫瘍(良性・悪性の皮膚・皮下腫瘍など)
3. 先天異常(耳介変形、多指・合指症、臍ヘルニアなど)
4. 皮膚潰瘍(難治性潰瘍)
5. 熱傷(やけど)、熱傷後の瘢痕、ケロイド、瘢痕拘縮(傷のひきつれ)、腹壁瘢痕ヘルニア
6. 腫瘍切除後組織欠損の再建(乳がん、頭頚部がん術後)
7. 炎症・変性疾患(四肢リンパ浮腫、陳旧性顔面神経麻痺、眼瞼内反症)
8. 眼瞼下垂症

【四肢リンパ浮腫:手足のリンパ管機能の障害】 

当院乳がんや子宮がん術後に生じた四肢リンパ浮腫に対して四肢末梢のリンパ管を近傍の細静脈にバイパスする顕微鏡下リンパ管細静脈吻合術を行っておりま後もストッキングなど による圧迫療法が必要となる場合が多いでリンパ管機能が良好な症例は圧迫の軽減や離脱が可能となります。手術は局所または全身麻酔下で行い、入院期間は上肢で3~5日間、下肢で7~9日間です。

【陳旧性顔面神経麻痺(兎眼・眉毛下垂・顔面非対称):表情筋機能の障害】
Bell 麻痺、Hunt 症候群、聴神経腫瘍・耳下腺腫瘍術後などによる陳旧性顔面神経麻痺に対して、閉瞼(まぶたを閉じる)機能の再建、眉毛吊り上げ術、マイクロサージャリーによる神経移行術、遊離筋肉移植(“笑い”の表情の再建)などを行っています。病的共同運動、顔面拘縮、顔面痙攣などの後遺症に対しては、リハビリテーション、ボトックス治療、外科的治療を行っています。

【腹壁瘢痕ヘルニア:腹壁機能の障害】
外科開腹手術の術後に生じた腹壁瘢痕ヘルニア(脱腸)に対して、メッシュ(人工物)を用いた方法や自家組織によるメッシュを用いない方法(components separation 法)による再建を行っています。

ご挨拶

当形成治療において機能”をどこまで改善していくかが重要であり目標となりますすなわち限りなく目立たなく形態を限界まで整え機能を極力回復させることが形成外科の使命と考えます
当科は形成外科全般を扱っていますが特に機能の再建にこだわり、四肢リンパ管機能の再建、顔面神経情筋機能の再建、腹壁機能の再建などに力を入れて診療を行っております。 

形成外科とは

形成外科は、先天的または後天的に何らかの原因で失われた形態・機能を再建する診療科です。手術を行い、形態、機能を再建することで、生活における質(QOL)を向上させることを目的としております。

当院形成外科の特徴

2020年4月から常勤4名、非常勤1名の体制で診療を行っております。
当院形成外科では形成外科全般を扱っていますが、リンパ浮腫、顔面神経麻痺等、特に“機能の再建”に力を入れています。
その他、眼瞼下垂・腹壁瘢痕ヘルニア・乳房再建にも力を入れています。

他院からの受診を希望される際は形成外科外来宛ての紹介状を持参してください。

特に力を入れている疾患
リンパ浮腫

リンパ浮腫とは

リンパ浮腫とは体にたまった老廃物を運搬するリンパ管の機能が低下し、四肢を中心にむくみ(浮腫)が生じた状態です。主に婦人科系の悪性腫瘍や乳がんの手術時にリンパ節が切除されることで、リンパ管の機能低下が生じて発症します。放射線・化学療法も機能低下の原因となります。 また、上述のような明らかな原因がなくても発症する場合があります。
浮腫を軽減し生活の質を向上させることを目的に治療を行います。

リンパ浮腫の症状

浮腫が生じ、さらに炎症(蜂窩織炎)を起こしやすくなります。

リンパ浮腫の診断

リンパシンチグラフィー・やインドシアニングリーン(ICG)を使用したICGリンパ管蛍光造影検査を行います。

リンパシンチグラフィー

アイソトープによるリンパ管造影を行い、リンパ流をダイナミックに捉えます。病期診断や手術適応の有無に有用な検査です。

ICGリンパ管蛍光造影検査

近赤外線カメラを用いてリアルタイムにリンパの流れを可視化します。 術前・術後の評価に有用です。

リンパ浮腫の治療

リンパ浮腫の治療は大きく保存的治療(理学療法)と、外科的治療(手術療法)の二つに分けられます。理学療法には用手的リンパドレナージ(マッサージ)、弾性包帯やストッキングによる圧迫、運動療法などがあります。 手術では主にリンパ管静脈吻合術を行います。
リンパ管を静脈に吻合し、リンパを静脈内へ還流させることで浮腫の軽減を見込みます。
手術の効果は、理学療法との併用でより効果が高まると考えられています。
当院では入院全身麻酔下に手術を行います。 入院期間は約1週間です。

顔面神経麻痺

顔面神経麻痺とは

顔面神経は顔の表情を作る筋を動かす働きをもちます。
様々な原因で顔面神経が麻痺した場合、豊かな表情が作れなくなり、生活の質が低下します。
表情筋機能の再建を行い、生活の質を向上させることが治療の目的です。

顔面神経麻痺の症状

主に麻痺・拘縮・共同運動が挙げられます。
麻痺とは神経が障害されたことにより筋肉が動かくなることです。
具体的には閉瞼不全(眼を閉じることができない)、眉毛挙上不全(眉毛を挙げることができない)、口角挙上不全(笑顔を作ることができない)といった症状があります。
拘縮とは神経が障害され一定期間筋肉が動かなったために筋肉にこわばりが生じることです。
共同運動とは神経が障害されてから再生する過程で過誤支配が生じてしまうことです。
具体的には眼・口が同時に動くといった症状があります。

顔面神経麻痺の治療

上記の症状毎に最適な治療法を選択します。
麻痺に対しては主に手術を行います。手術治療は静的再建・動的再建に大別されます。
静的再建とは静止時の左右対称性を再建する手術で、動的再建とは動きを再建する手術です(下記参照)。
治療方針は外来で相談の上、決定します。

その他、拘縮・共同運動に対しても手術を含めた治療を行います。
受診を希望される場合は顔面神経麻痺外来を受診してください(第2週火曜日午後)。

乳房再建

乳房再建とは

乳房再建とは、乳癌手術などで失われた乳房を手術で再建することです。
可能な限り左右対称で自然な形の乳房を再建し、生活の質を向上させることが治療の目的です。

乳房再建の時期

手術時期は一次(乳癌手術と同時に乳房再建)と二次(乳癌手術の一定期間後に乳房再建)に分けられ、手術回数は一期(1回の手術での乳房再建)と二期(2回の手術での乳房再建)に分けられます。 これらの組み合わせにより、乳房再建の手術時期と手術回数を決定します。
当院では主に二次一期再建・二次二期再建を行っております。

乳房再建の方法

大きく分けて自家組織で行う方法と、人工物で行う方法があり、それぞれ利点と欠点があります。

人工物による再建

1回目の手術で再建する予定の乳房の皮膚・筋肉の下にエキスパンダーという組織拡張器を入れます。
退院後、外来で2~3週程度毎にエキスパンダーに生理食塩水を注入して膨らまし、皮膚を伸展させます。皮膚を十分に伸展させてから約6ヶ月程度経過した時点で、シリコンインプラントに入れ替えます。
胸部皮膚に余裕がある場合は、1度目の手術でインプラントを入れることもあります。
手術の際の入院期間は約1週間程度となります。

自家組織による再建

背中の組織を用いる広背筋皮弁による再建と、下腹部の組織を用いる腹部皮弁による再建が主に用いられます。
手術の際の入院期間は約2~3週間程度となります。

外来案内
一般外来

月曜午後、火曜午前、木曜午後

専門外来
第1・2・3・4週火曜日 午前 リンパ浮腫外来(初診・再診)
第1・3・4週火曜日 午後 リンパ浮腫検査外来(再診)
第2火曜日 午後 顔面神経麻痺外来(初診・再診)
手術は、月曜から金曜まで実施しています。

診療実績

2018年4月1日~ 2019年3月31日

形成外科年間手術件数 474件
入院手術 257件
外来手術 227件
合計 484件
主な手術実績
外傷 56件
先天異常 11件
皮膚腫瘍 161件
瘢痕・瘢痕拘縮 36件
難治性潰瘍 6件
炎症・変性疾患 180件
眼瞼下垂 34件
四肢リンパ浮腫 105件
  上肢 続発性 16件
     原発性 1件
  下肢 続発性 73件
     原発性 15件
顔面神経麻痺再建 16件
腹壁瘢痕ヘルニア 21件

地域医療連携の取組

当科主催研究会
・神奈川リンパ浮腫研究会(年 2 回)
・褥瘡ケアチーム研修会(年 2 回)

よくある質問

newsお知らせ

現在、お知らせはありません。

1. 交通事故などによる顔面や手指の外傷(顔面・手指挫創、指切断、顔面骨骨折)
2. 体表面の腫瘍(良性・悪性の皮膚・皮下腫瘍など)
3. 先天異常(耳介変形、多指・合指症、臍ヘルニアなど)
4. 皮膚潰瘍(難治性潰瘍)
5. 熱傷(やけど)、熱傷後の瘢痕、ケロイド、瘢痕拘縮(傷のひきつれ)、腹壁瘢痕ヘルニア
6. 腫瘍切除後組織欠損の再建(乳がん、頭頚部がん術後)
7. 炎症・変性疾患(四肢リンパ浮腫、陳旧性顔面神経麻痺、眼瞼内反症)
8. 眼瞼下垂症

【四肢リンパ浮腫:手足のリンパ管機能の障害】 

当院乳がんや子宮がん術後に生じた四肢リンパ浮腫に対して四肢末梢のリンパ管を近傍の細静脈にバイパスする顕微鏡下リンパ管細静脈吻合術を行っておりま後もストッキングなど による圧迫療法が必要となる場合が多いでリンパ管機能が良好な症例は圧迫の軽減や離脱が可能となります。手術は局所または全身麻酔下で行い、入院期間は上肢で3~5日間、下肢で7~9日間です。

【陳旧性顔面神経麻痺(兎眼・眉毛下垂・顔面非対称):表情筋機能の障害】
Bell 麻痺、Hunt 症候群、聴神経腫瘍・耳下腺腫瘍術後などによる陳旧性顔面神経麻痺に対して、閉瞼(まぶたを閉じる)機能の再建、眉毛吊り上げ術、マイクロサージャリーによる神経移行術、遊離筋肉移植(“笑い”の表情の再建)などを行っています。病的共同運動、顔面拘縮、顔面痙攣などの後遺症に対しては、リハビリテーション、ボトックス治療、外科的治療を行っています。

【腹壁瘢痕ヘルニア:腹壁機能の障害】
外科開腹手術の術後に生じた腹壁瘢痕ヘルニア(脱腸)に対して、メッシュ(人工物)を用いた方法や自家組織によるメッシュを用いない方法(components separation 法)による再建を行っています。

ご挨拶

当形成治療において機能”をどこまで改善していくかが重要であり目標となりますすなわち限りなく目立たなく形態を限界まで整え機能を極力回復させることが形成外科の使命と考えます
当科は形成外科全般を扱っていますが特に機能の再建にこだわり、四肢リンパ管機能の再建、顔面神経情筋機能の再建、腹壁機能の再建などに力を入れて診療を行っております。 

形成外科とは

形成外科は、先天的または後天的に何らかの原因で失われた形態・機能を再建する診療科です。手術を行い、形態、機能を再建することで、生活における質(QOL)を向上させることを目的としております。

当院形成外科の特徴

2020年4月から常勤4名、非常勤1名の体制で診療を行っております。
当院形成外科では形成外科全般を扱っていますが、リンパ浮腫、顔面神経麻痺等、特に“機能の再建”に力を入れています。
その他、眼瞼下垂・腹壁瘢痕ヘルニア・乳房再建にも力を入れています。

他院からの受診を希望される際は形成外科外来宛ての紹介状を持参してください。

特に力を入れている疾患
リンパ浮腫

リンパ浮腫とは

リンパ浮腫とは体にたまった老廃物を運搬するリンパ管の機能が低下し、四肢を中心にむくみ(浮腫)が生じた状態です。主に婦人科系の悪性腫瘍や乳がんの手術時にリンパ節が切除されることで、リンパ管の機能低下が生じて発症します。放射線・化学療法も機能低下の原因となります。 また、上述のような明らかな原因がなくても発症する場合があります。
浮腫を軽減し生活の質を向上させることを目的に治療を行います。

リンパ浮腫の症状

浮腫が生じ、さらに炎症(蜂窩織炎)を起こしやすくなります。

リンパ浮腫の診断

リンパシンチグラフィー・やインドシアニングリーン(ICG)を使用したICGリンパ管蛍光造影検査を行います。

リンパシンチグラフィー

アイソトープによるリンパ管造影を行い、リンパ流をダイナミックに捉えます。病期診断や手術適応の有無に有用な検査です。

ICGリンパ管蛍光造影検査

近赤外線カメラを用いてリアルタイムにリンパの流れを可視化します。 術前・術後の評価に有用です。

リンパ浮腫の治療

リンパ浮腫の治療は大きく保存的治療(理学療法)と、外科的治療(手術療法)の二つに分けられます。理学療法には用手的リンパドレナージ(マッサージ)、弾性包帯やストッキングによる圧迫、運動療法などがあります。 手術では主にリンパ管静脈吻合術を行います。
リンパ管を静脈に吻合し、リンパを静脈内へ還流させることで浮腫の軽減を見込みます。
手術の効果は、理学療法との併用でより効果が高まると考えられています。
当院では入院全身麻酔下に手術を行います。 入院期間は約1週間です。

顔面神経麻痺

顔面神経麻痺とは

顔面神経は顔の表情を作る筋を動かす働きをもちます。
様々な原因で顔面神経が麻痺した場合、豊かな表情が作れなくなり、生活の質が低下します。
表情筋機能の再建を行い、生活の質を向上させることが治療の目的です。

顔面神経麻痺の症状

主に麻痺・拘縮・共同運動が挙げられます。
麻痺とは神経が障害されたことにより筋肉が動かくなることです。
具体的には閉瞼不全(眼を閉じることができない)、眉毛挙上不全(眉毛を挙げることができない)、口角挙上不全(笑顔を作ることができない)といった症状があります。
拘縮とは神経が障害され一定期間筋肉が動かなったために筋肉にこわばりが生じることです。
共同運動とは神経が障害されてから再生する過程で過誤支配が生じてしまうことです。
具体的には眼・口が同時に動くといった症状があります。

顔面神経麻痺の治療

上記の症状毎に最適な治療法を選択します。
麻痺に対しては主に手術を行います。手術治療は静的再建・動的再建に大別されます。
静的再建とは静止時の左右対称性を再建する手術で、動的再建とは動きを再建する手術です(下記参照)。
治療方針は外来で相談の上、決定します。

その他、拘縮・共同運動に対しても手術を含めた治療を行います。
受診を希望される場合は顔面神経麻痺外来を受診してください(第2週火曜日午後)。

乳房再建

乳房再建とは

乳房再建とは、乳癌手術などで失われた乳房を手術で再建することです。
可能な限り左右対称で自然な形の乳房を再建し、生活の質を向上させることが治療の目的です。

乳房再建の時期

手術時期は一次(乳癌手術と同時に乳房再建)と二次(乳癌手術の一定期間後に乳房再建)に分けられ、手術回数は一期(1回の手術での乳房再建)と二期(2回の手術での乳房再建)に分けられます。 これらの組み合わせにより、乳房再建の手術時期と手術回数を決定します。
当院では主に二次一期再建・二次二期再建を行っております。

乳房再建の方法

大きく分けて自家組織で行う方法と、人工物で行う方法があり、それぞれ利点と欠点があります。

人工物による再建

1回目の手術で再建する予定の乳房の皮膚・筋肉の下にエキスパンダーという組織拡張器を入れます。
退院後、外来で2~3週程度毎にエキスパンダーに生理食塩水を注入して膨らまし、皮膚を伸展させます。皮膚を十分に伸展させてから約6ヶ月程度経過した時点で、シリコンインプラントに入れ替えます。
胸部皮膚に余裕がある場合は、1度目の手術でインプラントを入れることもあります。
手術の際の入院期間は約1週間程度となります。

自家組織による再建

背中の組織を用いる広背筋皮弁による再建と、下腹部の組織を用いる腹部皮弁による再建が主に用いられます。
手術の際の入院期間は約2~3週間程度となります。

外来案内
一般外来

月曜午後、火曜午前、木曜午後

専門外来
第1・2・3・4週火曜日 午前 リンパ浮腫外来(初診・再診)
第1・3・4週火曜日 午後 リンパ浮腫検査外来(再診)
第2火曜日 午後 顔面神経麻痺外来(初診・再診)
手術は、月曜から金曜まで実施しています。

診療実績

2018年4月1日~ 2019年3月31日

形成外科年間手術件数 474件
入院手術 257件
外来手術 227件
合計 484件
主な手術実績
外傷 56件
先天異常 11件
皮膚腫瘍 161件
瘢痕・瘢痕拘縮 36件
難治性潰瘍 6件
炎症・変性疾患 180件
眼瞼下垂 34件
四肢リンパ浮腫 105件
  上肢 続発性 16件
     原発性 1件
  下肢 続発性 73件
     原発性 15件
顔面神経麻痺再建 16件
腹壁瘢痕ヘルニア 21件

地域医療連携の取組

当科主催研究会
・神奈川リンパ浮腫研究会(年 2 回)
・褥瘡ケアチーム研修会(年 2 回)

よくある質問

医師/スタッフ紹介

竹丸 雅志タケマル マサシ

医師

卒業年 平成24年
専門 マイクロサージェリー、リンパ浮腫、顔面神経麻痺
取得資格 日本形成外科学会形成外科専門医

永本 久貴ナガモト ヒサキ

医師

卒業年 平成26年
専門 乳房再建、眼瞼下垂、形成一般

宇野 貴博ウノ タカヒロ

専攻医

卒業年 平成28年
専門 難治性潰瘍、創傷外科、形成一般

片山 陸カタヤマ リク

専攻医

卒業年 平成30年
専門 形成外科一般、リンパ浮腫
外来担当医表
受付時間
  • 初診の方

    8:00~11:00

    ※診療開始時間 午前8:45

  • 再診の方
    【予約のない方】

    午前7:30~11:00

    ※午後は専門外来(予約制)

  • 再診の方
    【予約のある方】

    予約時間までに受付
    手続を
    お願いします。

初診・再診
AM - 永本、宇野 - - -
PM 竹丸 - - 永本、宇野 -
予約制 専門外来
AM - リンパ浮腫外来
(1,2,3,4週)
- - 処置外来
PM - リンパ浮腫検査外来
(1,3,4週)
顔面神経麻痺外来
(2週)
- - -

1. 交通事故などによる顔面や手指の外傷(顔面・手指挫創、指切断、顔面骨骨折)
2. 体表面の腫瘍(良性・悪性の皮膚・皮下腫瘍など)
3. 先天異常(耳介変形、多指・合指症、臍ヘルニアなど)
4. 皮膚潰瘍(難治性潰瘍)
5. 熱傷(やけど)、熱傷後の瘢痕、ケロイド、瘢痕拘縮(傷のひきつれ)、腹壁瘢痕ヘルニア
6. 腫瘍切除後組織欠損の再建(乳がん、頭頚部がん術後)
7. 炎症・変性疾患(四肢リンパ浮腫、陳旧性顔面神経麻痺、眼瞼内反症)
8. 眼瞼下垂症

【四肢リンパ浮腫:手足のリンパ管機能の障害】 

当院乳がんや子宮がん術後に生じた四肢リンパ浮腫に対して四肢末梢のリンパ管を近傍の細静脈にバイパスする顕微鏡下リンパ管細静脈吻合術を行っておりま後もストッキングなど による圧迫療法が必要となる場合が多いでリンパ管機能が良好な症例は圧迫の軽減や離脱が可能となります。手術は局所または全身麻酔下で行い、入院期間は上肢で3~5日間、下肢で7~9日間です。

【陳旧性顔面神経麻痺(兎眼・眉毛下垂・顔面非対称):表情筋機能の障害】
Bell 麻痺、Hunt 症候群、聴神経腫瘍・耳下腺腫瘍術後などによる陳旧性顔面神経麻痺に対して、閉瞼(まぶたを閉じる)機能の再建、眉毛吊り上げ術、マイクロサージャリーによる神経移行術、遊離筋肉移植(“笑い”の表情の再建)などを行っています。病的共同運動、顔面拘縮、顔面痙攣などの後遺症に対しては、リハビリテーション、ボトックス治療、外科的治療を行っています。

【腹壁瘢痕ヘルニア:腹壁機能の障害】
外科開腹手術の術後に生じた腹壁瘢痕ヘルニア(脱腸)に対して、メッシュ(人工物)を用いた方法や自家組織によるメッシュを用いない方法(components separation 法)による再建を行っています。

ご挨拶

当形成治療において機能”をどこまで改善していくかが重要であり目標となりますすなわち限りなく目立たなく形態を限界まで整え機能を極力回復させることが形成外科の使命と考えます
当科は形成外科全般を扱っていますが特に機能の再建にこだわり、四肢リンパ管機能の再建、顔面神経情筋機能の再建、腹壁機能の再建などに力を入れて診療を行っております。 

形成外科とは

形成外科は、先天的または後天的に何らかの原因で失われた形態・機能を再建する診療科です。手術を行い、形態、機能を再建することで、生活における質(QOL)を向上させることを目的としております。

当院形成外科の特徴

2020年4月から常勤4名、非常勤1名の体制で診療を行っております。
当院形成外科では形成外科全般を扱っていますが、リンパ浮腫、顔面神経麻痺等、特に“機能の再建”に力を入れています。
その他、眼瞼下垂・腹壁瘢痕ヘルニア・乳房再建にも力を入れています。

他院からの受診を希望される際は形成外科外来宛ての紹介状を持参してください。

特に力を入れている疾患
リンパ浮腫

リンパ浮腫とは

リンパ浮腫とは体にたまった老廃物を運搬するリンパ管の機能が低下し、四肢を中心にむくみ(浮腫)が生じた状態です。主に婦人科系の悪性腫瘍や乳がんの手術時にリンパ節が切除されることで、リンパ管の機能低下が生じて発症します。放射線・化学療法も機能低下の原因となります。 また、上述のような明らかな原因がなくても発症する場合があります。
浮腫を軽減し生活の質を向上させることを目的に治療を行います。

リンパ浮腫の症状

浮腫が生じ、さらに炎症(蜂窩織炎)を起こしやすくなります。

リンパ浮腫の診断

リンパシンチグラフィー・やインドシアニングリーン(ICG)を使用したICGリンパ管蛍光造影検査を行います。

リンパシンチグラフィー

アイソトープによるリンパ管造影を行い、リンパ流をダイナミックに捉えます。病期診断や手術適応の有無に有用な検査です。

ICGリンパ管蛍光造影検査

近赤外線カメラを用いてリアルタイムにリンパの流れを可視化します。 術前・術後の評価に有用です。

リンパ浮腫の治療

リンパ浮腫の治療は大きく保存的治療(理学療法)と、外科的治療(手術療法)の二つに分けられます。理学療法には用手的リンパドレナージ(マッサージ)、弾性包帯やストッキングによる圧迫、運動療法などがあります。 手術では主にリンパ管静脈吻合術を行います。
リンパ管を静脈に吻合し、リンパを静脈内へ還流させることで浮腫の軽減を見込みます。
手術の効果は、理学療法との併用でより効果が高まると考えられています。
当院では入院全身麻酔下に手術を行います。 入院期間は約1週間です。

顔面神経麻痺

顔面神経麻痺とは

顔面神経は顔の表情を作る筋を動かす働きをもちます。
様々な原因で顔面神経が麻痺した場合、豊かな表情が作れなくなり、生活の質が低下します。
表情筋機能の再建を行い、生活の質を向上させることが治療の目的です。

顔面神経麻痺の症状

主に麻痺・拘縮・共同運動が挙げられます。
麻痺とは神経が障害されたことにより筋肉が動かくなることです。
具体的には閉瞼不全(眼を閉じることができない)、眉毛挙上不全(眉毛を挙げることができない)、口角挙上不全(笑顔を作ることができない)といった症状があります。
拘縮とは神経が障害され一定期間筋肉が動かなったために筋肉にこわばりが生じることです。
共同運動とは神経が障害されてから再生する過程で過誤支配が生じてしまうことです。
具体的には眼・口が同時に動くといった症状があります。

顔面神経麻痺の治療

上記の症状毎に最適な治療法を選択します。
麻痺に対しては主に手術を行います。手術治療は静的再建・動的再建に大別されます。
静的再建とは静止時の左右対称性を再建する手術で、動的再建とは動きを再建する手術です(下記参照)。
治療方針は外来で相談の上、決定します。

その他、拘縮・共同運動に対しても手術を含めた治療を行います。
受診を希望される場合は顔面神経麻痺外来を受診してください(第2週火曜日午後)。

乳房再建

乳房再建とは

乳房再建とは、乳癌手術などで失われた乳房を手術で再建することです。
可能な限り左右対称で自然な形の乳房を再建し、生活の質を向上させることが治療の目的です。

乳房再建の時期

手術時期は一次(乳癌手術と同時に乳房再建)と二次(乳癌手術の一定期間後に乳房再建)に分けられ、手術回数は一期(1回の手術での乳房再建)と二期(2回の手術での乳房再建)に分けられます。 これらの組み合わせにより、乳房再建の手術時期と手術回数を決定します。
当院では主に二次一期再建・二次二期再建を行っております。

乳房再建の方法

大きく分けて自家組織で行う方法と、人工物で行う方法があり、それぞれ利点と欠点があります。

人工物による再建

1回目の手術で再建する予定の乳房の皮膚・筋肉の下にエキスパンダーという組織拡張器を入れます。
退院後、外来で2~3週程度毎にエキスパンダーに生理食塩水を注入して膨らまし、皮膚を伸展させます。皮膚を十分に伸展させてから約6ヶ月程度経過した時点で、シリコンインプラントに入れ替えます。
胸部皮膚に余裕がある場合は、1度目の手術でインプラントを入れることもあります。
手術の際の入院期間は約1週間程度となります。

自家組織による再建

背中の組織を用いる広背筋皮弁による再建と、下腹部の組織を用いる腹部皮弁による再建が主に用いられます。
手術の際の入院期間は約2~3週間程度となります。

外来案内
一般外来

月曜午後、火曜午前、木曜午後

専門外来
第1・2・3・4週火曜日 午前 リンパ浮腫外来(初診・再診)
第1・3・4週火曜日 午後 リンパ浮腫検査外来(再診)
第2火曜日 午後 顔面神経麻痺外来(初診・再診)
手術は、月曜から金曜まで実施しています。

診療実績

2018年4月1日~ 2019年3月31日

形成外科年間手術件数 474件
入院手術 257件
外来手術 227件
合計 484件
主な手術実績
外傷 56件
先天異常 11件
皮膚腫瘍 161件
瘢痕・瘢痕拘縮 36件
難治性潰瘍 6件
炎症・変性疾患 180件
眼瞼下垂 34件
四肢リンパ浮腫 105件
  上肢 続発性 16件
     原発性 1件
  下肢 続発性 73件
     原発性 15件
顔面神経麻痺再建 16件
腹壁瘢痕ヘルニア 21件

地域医療連携の取組

当科主催研究会
・神奈川リンパ浮腫研究会(年 2 回)
・褥瘡ケアチーム研修会(年 2 回)

よくある質問

患者さんのご紹介について

市民病院では、紹介状をお持ちの患者さんの待ち時間短縮のために、電話で紹介患者さんの事前予約サービスを行う「紹介患者予約センター」を開設しています。

電話番号

045-316-6541(直通)

受付時間

月〜金曜日

9:00~17:00

※土曜日・日曜日・祝日・年末年始(12月29日〜1月3日)
は受付しておりません。

1. 交通事故などによる顔面や手指の外傷(顔面・手指挫創、指切断、顔面骨骨折)
2. 体表面の腫瘍(良性・悪性の皮膚・皮下腫瘍など)
3. 先天異常(耳介変形、多指・合指症、臍ヘルニアなど)
4. 皮膚潰瘍(難治性潰瘍)
5. 熱傷(やけど)、熱傷後の瘢痕、ケロイド、瘢痕拘縮(傷のひきつれ)、腹壁瘢痕ヘルニア
6. 腫瘍切除後組織欠損の再建(乳がん、頭頚部がん術後)
7. 炎症・変性疾患(四肢リンパ浮腫、陳旧性顔面神経麻痺、眼瞼内反症)
8. 眼瞼下垂症

【四肢リンパ浮腫:手足のリンパ管機能の障害】 

当院乳がんや子宮がん術後に生じた四肢リンパ浮腫に対して四肢末梢のリンパ管を近傍の細静脈にバイパスする顕微鏡下リンパ管細静脈吻合術を行っておりま後もストッキングなど による圧迫療法が必要となる場合が多いでリンパ管機能が良好な症例は圧迫の軽減や離脱が可能となります。手術は局所または全身麻酔下で行い、入院期間は上肢で3~5日間、下肢で7~9日間です。

【陳旧性顔面神経麻痺(兎眼・眉毛下垂・顔面非対称):表情筋機能の障害】
Bell 麻痺、Hunt 症候群、聴神経腫瘍・耳下腺腫瘍術後などによる陳旧性顔面神経麻痺に対して、閉瞼(まぶたを閉じる)機能の再建、眉毛吊り上げ術、マイクロサージャリーによる神経移行術、遊離筋肉移植(“笑い”の表情の再建)などを行っています。病的共同運動、顔面拘縮、顔面痙攣などの後遺症に対しては、リハビリテーション、ボトックス治療、外科的治療を行っています。

【腹壁瘢痕ヘルニア:腹壁機能の障害】
外科開腹手術の術後に生じた腹壁瘢痕ヘルニア(脱腸)に対して、メッシュ(人工物)を用いた方法や自家組織によるメッシュを用いない方法(components separation 法)による再建を行っています。

ご挨拶

当形成治療において機能”をどこまで改善していくかが重要であり目標となりますすなわち限りなく目立たなく形態を限界まで整え機能を極力回復させることが形成外科の使命と考えます
当科は形成外科全般を扱っていますが特に機能の再建にこだわり、四肢リンパ管機能の再建、顔面神経情筋機能の再建、腹壁機能の再建などに力を入れて診療を行っております。 

形成外科とは

形成外科は、先天的または後天的に何らかの原因で失われた形態・機能を再建する診療科です。手術を行い、形態、機能を再建することで、生活における質(QOL)を向上させることを目的としております。

当院形成外科の特徴

2020年4月から常勤4名、非常勤1名の体制で診療を行っております。
当院形成外科では形成外科全般を扱っていますが、リンパ浮腫、顔面神経麻痺等、特に“機能の再建”に力を入れています。
その他、眼瞼下垂・腹壁瘢痕ヘルニア・乳房再建にも力を入れています。

他院からの受診を希望される際は形成外科外来宛ての紹介状を持参してください。

特に力を入れている疾患
リンパ浮腫

リンパ浮腫とは

リンパ浮腫とは体にたまった老廃物を運搬するリンパ管の機能が低下し、四肢を中心にむくみ(浮腫)が生じた状態です。主に婦人科系の悪性腫瘍や乳がんの手術時にリンパ節が切除されることで、リンパ管の機能低下が生じて発症します。放射線・化学療法も機能低下の原因となります。 また、上述のような明らかな原因がなくても発症する場合があります。
浮腫を軽減し生活の質を向上させることを目的に治療を行います。

リンパ浮腫の症状

浮腫が生じ、さらに炎症(蜂窩織炎)を起こしやすくなります。

リンパ浮腫の診断

リンパシンチグラフィー・やインドシアニングリーン(ICG)を使用したICGリンパ管蛍光造影検査を行います。

リンパシンチグラフィー

アイソトープによるリンパ管造影を行い、リンパ流をダイナミックに捉えます。病期診断や手術適応の有無に有用な検査です。

ICGリンパ管蛍光造影検査

近赤外線カメラを用いてリアルタイムにリンパの流れを可視化します。 術前・術後の評価に有用です。

リンパ浮腫の治療

リンパ浮腫の治療は大きく保存的治療(理学療法)と、外科的治療(手術療法)の二つに分けられます。理学療法には用手的リンパドレナージ(マッサージ)、弾性包帯やストッキングによる圧迫、運動療法などがあります。 手術では主にリンパ管静脈吻合術を行います。
リンパ管を静脈に吻合し、リンパを静脈内へ還流させることで浮腫の軽減を見込みます。
手術の効果は、理学療法との併用でより効果が高まると考えられています。
当院では入院全身麻酔下に手術を行います。 入院期間は約1週間です。

顔面神経麻痺

顔面神経麻痺とは

顔面神経は顔の表情を作る筋を動かす働きをもちます。
様々な原因で顔面神経が麻痺した場合、豊かな表情が作れなくなり、生活の質が低下します。
表情筋機能の再建を行い、生活の質を向上させることが治療の目的です。

顔面神経麻痺の症状

主に麻痺・拘縮・共同運動が挙げられます。
麻痺とは神経が障害されたことにより筋肉が動かくなることです。
具体的には閉瞼不全(眼を閉じることができない)、眉毛挙上不全(眉毛を挙げることができない)、口角挙上不全(笑顔を作ることができない)といった症状があります。
拘縮とは神経が障害され一定期間筋肉が動かなったために筋肉にこわばりが生じることです。
共同運動とは神経が障害されてから再生する過程で過誤支配が生じてしまうことです。
具体的には眼・口が同時に動くといった症状があります。

顔面神経麻痺の治療

上記の症状毎に最適な治療法を選択します。
麻痺に対しては主に手術を行います。手術治療は静的再建・動的再建に大別されます。
静的再建とは静止時の左右対称性を再建する手術で、動的再建とは動きを再建する手術です(下記参照)。
治療方針は外来で相談の上、決定します。

その他、拘縮・共同運動に対しても手術を含めた治療を行います。
受診を希望される場合は顔面神経麻痺外来を受診してください(第2週火曜日午後)。

乳房再建

乳房再建とは

乳房再建とは、乳癌手術などで失われた乳房を手術で再建することです。
可能な限り左右対称で自然な形の乳房を再建し、生活の質を向上させることが治療の目的です。

乳房再建の時期

手術時期は一次(乳癌手術と同時に乳房再建)と二次(乳癌手術の一定期間後に乳房再建)に分けられ、手術回数は一期(1回の手術での乳房再建)と二期(2回の手術での乳房再建)に分けられます。 これらの組み合わせにより、乳房再建の手術時期と手術回数を決定します。
当院では主に二次一期再建・二次二期再建を行っております。

乳房再建の方法

大きく分けて自家組織で行う方法と、人工物で行う方法があり、それぞれ利点と欠点があります。

人工物による再建

1回目の手術で再建する予定の乳房の皮膚・筋肉の下にエキスパンダーという組織拡張器を入れます。
退院後、外来で2~3週程度毎にエキスパンダーに生理食塩水を注入して膨らまし、皮膚を伸展させます。皮膚を十分に伸展させてから約6ヶ月程度経過した時点で、シリコンインプラントに入れ替えます。
胸部皮膚に余裕がある場合は、1度目の手術でインプラントを入れることもあります。
手術の際の入院期間は約1週間程度となります。

自家組織による再建

背中の組織を用いる広背筋皮弁による再建と、下腹部の組織を用いる腹部皮弁による再建が主に用いられます。
手術の際の入院期間は約2~3週間程度となります。

外来案内
一般外来

月曜午後、火曜午前、木曜午後

専門外来
第1・2・3・4週火曜日 午前 リンパ浮腫外来(初診・再診)
第1・3・4週火曜日 午後 リンパ浮腫検査外来(再診)
第2火曜日 午後 顔面神経麻痺外来(初診・再診)
手術は、月曜から金曜まで実施しています。

診療実績

2018年4月1日~ 2019年3月31日

形成外科年間手術件数 474件
入院手術 257件
外来手術 227件
合計 484件
主な手術実績
外傷 56件
先天異常 11件
皮膚腫瘍 161件
瘢痕・瘢痕拘縮 36件
難治性潰瘍 6件
炎症・変性疾患 180件
眼瞼下垂 34件
四肢リンパ浮腫 105件
  上肢 続発性 16件
     原発性 1件
  下肢 続発性 73件
     原発性 15件
顔面神経麻痺再建 16件
腹壁瘢痕ヘルニア 21件

地域医療連携の取組

当科主催研究会
・神奈川リンパ浮腫研究会(年 2 回)
・褥瘡ケアチーム研修会(年 2 回)

よくある質問

1. 交通事故などによる顔面や手指の外傷(顔面・手指挫創、指切断、顔面骨骨折)
2. 体表面の腫瘍(良性・悪性の皮膚・皮下腫瘍など)
3. 先天異常(耳介変形、多指・合指症、臍ヘルニアなど)
4. 皮膚潰瘍(難治性潰瘍)
5. 熱傷(やけど)、熱傷後の瘢痕、ケロイド、瘢痕拘縮(傷のひきつれ)、腹壁瘢痕ヘルニア
6. 腫瘍切除後組織欠損の再建(乳がん、頭頚部がん術後)
7. 炎症・変性疾患(四肢リンパ浮腫、陳旧性顔面神経麻痺、眼瞼内反症)
8. 眼瞼下垂症

【四肢リンパ浮腫:手足のリンパ管機能の障害】 

当院乳がんや子宮がん術後に生じた四肢リンパ浮腫に対して四肢末梢のリンパ管を近傍の細静脈にバイパスする顕微鏡下リンパ管細静脈吻合術を行っておりま後もストッキングなど による圧迫療法が必要となる場合が多いでリンパ管機能が良好な症例は圧迫の軽減や離脱が可能となります。手術は局所または全身麻酔下で行い、入院期間は上肢で3~5日間、下肢で7~9日間です。

【陳旧性顔面神経麻痺(兎眼・眉毛下垂・顔面非対称):表情筋機能の障害】
Bell 麻痺、Hunt 症候群、聴神経腫瘍・耳下腺腫瘍術後などによる陳旧性顔面神経麻痺に対して、閉瞼(まぶたを閉じる)機能の再建、眉毛吊り上げ術、マイクロサージャリーによる神経移行術、遊離筋肉移植(“笑い”の表情の再建)などを行っています。病的共同運動、顔面拘縮、顔面痙攣などの後遺症に対しては、リハビリテーション、ボトックス治療、外科的治療を行っています。

【腹壁瘢痕ヘルニア:腹壁機能の障害】
外科開腹手術の術後に生じた腹壁瘢痕ヘルニア(脱腸)に対して、メッシュ(人工物)を用いた方法や自家組織によるメッシュを用いない方法(components separation 法)による再建を行っています。

ご挨拶

当形成治療において機能”をどこまで改善していくかが重要であり目標となりますすなわち限りなく目立たなく形態を限界まで整え機能を極力回復させることが形成外科の使命と考えます
当科は形成外科全般を扱っていますが特に機能の再建にこだわり、四肢リンパ管機能の再建、顔面神経情筋機能の再建、腹壁機能の再建などに力を入れて診療を行っております。 

形成外科とは

形成外科は、先天的または後天的に何らかの原因で失われた形態・機能を再建する診療科です。手術を行い、形態、機能を再建することで、生活における質(QOL)を向上させることを目的としております。

当院形成外科の特徴

2020年4月から常勤4名、非常勤1名の体制で診療を行っております。
当院形成外科では形成外科全般を扱っていますが、リンパ浮腫、顔面神経麻痺等、特に“機能の再建”に力を入れています。
その他、眼瞼下垂・腹壁瘢痕ヘルニア・乳房再建にも力を入れています。

他院からの受診を希望される際は形成外科外来宛ての紹介状を持参してください。

特に力を入れている疾患
リンパ浮腫

リンパ浮腫とは

リンパ浮腫とは体にたまった老廃物を運搬するリンパ管の機能が低下し、四肢を中心にむくみ(浮腫)が生じた状態です。主に婦人科系の悪性腫瘍や乳がんの手術時にリンパ節が切除されることで、リンパ管の機能低下が生じて発症します。放射線・化学療法も機能低下の原因となります。 また、上述のような明らかな原因がなくても発症する場合があります。
浮腫を軽減し生活の質を向上させることを目的に治療を行います。

リンパ浮腫の症状

浮腫が生じ、さらに炎症(蜂窩織炎)を起こしやすくなります。

リンパ浮腫の診断

リンパシンチグラフィー・やインドシアニングリーン(ICG)を使用したICGリンパ管蛍光造影検査を行います。

リンパシンチグラフィー

アイソトープによるリンパ管造影を行い、リンパ流をダイナミックに捉えます。病期診断や手術適応の有無に有用な検査です。

ICGリンパ管蛍光造影検査

近赤外線カメラを用いてリアルタイムにリンパの流れを可視化します。 術前・術後の評価に有用です。

リンパ浮腫の治療

リンパ浮腫の治療は大きく保存的治療(理学療法)と、外科的治療(手術療法)の二つに分けられます。理学療法には用手的リンパドレナージ(マッサージ)、弾性包帯やストッキングによる圧迫、運動療法などがあります。 手術では主にリンパ管静脈吻合術を行います。
リンパ管を静脈に吻合し、リンパを静脈内へ還流させることで浮腫の軽減を見込みます。
手術の効果は、理学療法との併用でより効果が高まると考えられています。
当院では入院全身麻酔下に手術を行います。 入院期間は約1週間です。

顔面神経麻痺

顔面神経麻痺とは

顔面神経は顔の表情を作る筋を動かす働きをもちます。
様々な原因で顔面神経が麻痺した場合、豊かな表情が作れなくなり、生活の質が低下します。
表情筋機能の再建を行い、生活の質を向上させることが治療の目的です。

顔面神経麻痺の症状

主に麻痺・拘縮・共同運動が挙げられます。
麻痺とは神経が障害されたことにより筋肉が動かくなることです。
具体的には閉瞼不全(眼を閉じることができない)、眉毛挙上不全(眉毛を挙げることができない)、口角挙上不全(笑顔を作ることができない)といった症状があります。
拘縮とは神経が障害され一定期間筋肉が動かなったために筋肉にこわばりが生じることです。
共同運動とは神経が障害されてから再生する過程で過誤支配が生じてしまうことです。
具体的には眼・口が同時に動くといった症状があります。

顔面神経麻痺の治療

上記の症状毎に最適な治療法を選択します。
麻痺に対しては主に手術を行います。手術治療は静的再建・動的再建に大別されます。
静的再建とは静止時の左右対称性を再建する手術で、動的再建とは動きを再建する手術です(下記参照)。
治療方針は外来で相談の上、決定します。

その他、拘縮・共同運動に対しても手術を含めた治療を行います。
受診を希望される場合は顔面神経麻痺外来を受診してください(第2週火曜日午後)。

乳房再建

乳房再建とは

乳房再建とは、乳癌手術などで失われた乳房を手術で再建することです。
可能な限り左右対称で自然な形の乳房を再建し、生活の質を向上させることが治療の目的です。

乳房再建の時期

手術時期は一次(乳癌手術と同時に乳房再建)と二次(乳癌手術の一定期間後に乳房再建)に分けられ、手術回数は一期(1回の手術での乳房再建)と二期(2回の手術での乳房再建)に分けられます。 これらの組み合わせにより、乳房再建の手術時期と手術回数を決定します。
当院では主に二次一期再建・二次二期再建を行っております。

乳房再建の方法

大きく分けて自家組織で行う方法と、人工物で行う方法があり、それぞれ利点と欠点があります。

人工物による再建

1回目の手術で再建する予定の乳房の皮膚・筋肉の下にエキスパンダーという組織拡張器を入れます。
退院後、外来で2~3週程度毎にエキスパンダーに生理食塩水を注入して膨らまし、皮膚を伸展させます。皮膚を十分に伸展させてから約6ヶ月程度経過した時点で、シリコンインプラントに入れ替えます。
胸部皮膚に余裕がある場合は、1度目の手術でインプラントを入れることもあります。
手術の際の入院期間は約1週間程度となります。

自家組織による再建

背中の組織を用いる広背筋皮弁による再建と、下腹部の組織を用いる腹部皮弁による再建が主に用いられます。
手術の際の入院期間は約2~3週間程度となります。

外来案内
一般外来

月曜午後、火曜午前、木曜午後

専門外来
第1・2・3・4週火曜日 午前 リンパ浮腫外来(初診・再診)
第1・3・4週火曜日 午後 リンパ浮腫検査外来(再診)
第2火曜日 午後 顔面神経麻痺外来(初診・再診)
手術は、月曜から金曜まで実施しています。

診療実績

2018年4月1日~ 2019年3月31日

形成外科年間手術件数 474件
入院手術 257件
外来手術 227件
合計 484件
主な手術実績
外傷 56件
先天異常 11件
皮膚腫瘍 161件
瘢痕・瘢痕拘縮 36件
難治性潰瘍 6件
炎症・変性疾患 180件
眼瞼下垂 34件
四肢リンパ浮腫 105件
  上肢 続発性 16件
     原発性 1件
  下肢 続発性 73件
     原発性 15件
顔面神経麻痺再建 16件
腹壁瘢痕ヘルニア 21件

地域医療連携の取組

当科主催研究会
・神奈川リンパ浮腫研究会(年 2 回)
・褥瘡ケアチーム研修会(年 2 回)

よくある質問

診療科・部門・センター
  • 当院で出産を考えている方
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    (初診の方・予約のない方)

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    土曜、
    日曜、国民の祝日、
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    1月3日)

Accessアクセス情報

〒221-0855 
神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢西町1-1

バスでお越しの方

バス停「市民病院」下車 ※令和2年5月2日に新設
横浜駅西口から 市営87系統又は34系統(平日の日中のみ)
東神奈川駅から 市営88系統(東神奈川駅西口~東横反町駅前~三ツ沢上町前~市民病院)
保土ケ谷区内や相鉄線沿線から 208系統(横浜駅西口~和田町~市民病院)

バス停「三ツ沢総合グランド入口」下車 徒歩1分
・横浜駅西口から三ツ沢総合グランド経由のバスに乗車