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ゲノム医療を必要とするがん患者が、全国どこにいても、がんゲノム医療を受けられる体制を構築するため、国が定めた整備指針に基づき、国が指定します。がんゲノム医療中核拠点病院及びがんゲノム医療拠点病院と連携しつつ、遺伝子パネル検査による医療の提供、遺伝子カウンセリングの実施やがんゲノム医療に関する情報提供などの役割を担っています。
横浜市立市民病院は、厚生労働省から指定を受けた全国161病院(令和2年5月1日現在)の「がんゲノム医療連携病院」のひとつとして、中核病院である国立がん研究センター中央病院と連携して、令和元(2019)年8月から「がんゲノム外来」を開始しました。
がんゲノム医療とは、通常のがん治療では効果がなく、手術で取り除くこともできない「がん」の遺伝子を詳しく調べて、遺伝子の変化に応じた治療薬を探すものです。 最近耳にすることの多い「分子標的薬」と呼ばれる抗がん剤は、ある特別な遺伝子変化をもつがんに良く効くことが知られています。
患者さんの遺伝子を調べれば、必ず治療につながるとは限りませんが、使用できる「分子標的薬」が見つかった場合は、長期生存や治癒につながる可能性があります。 従来の抗がん剤や免疫チェックポイント阻害剤に対しても、効きやすさの判断材料が得られることがあります。
また、血液検査で遺伝性腫瘍(生まれつきがんにかかりやすい体質)に関連した、遺伝子の異常が分かる場合があります。
対象となるのは以下のすべてにあてはまる患者さんです。
・病理学的診断によって、悪性腫瘍であることが診断されている(血液腫瘍はのぞく)
・治癒切除不能または再発により、標準治療による根治が難しいと考えられる
・標準治療がない、標準治療が終了している、もしくは終了が見込まれる
・歩行可能で日常生活に支障がない
・がんの組織標本がある(生検検体でも可能)
検査費用は健康保険の適用となりますが、検体を提出されてもがん組織の状態によっては、最終的なレポート作成ができない場合があります。その場合も費用がかかります。 これまでの研究では、検査を受けた半数近くの方に、何らかの対応が可能な遺伝子変化が見つかっており、約10-20%の方が実際に治療薬を投与されています。
・標準的な治療が終了した患者さんに、新たな薬が見つかる可能性があります。
・これから使う市販薬の優先順位が、判明することもあります。
・たとえ新薬がみつからなくても、がん遺伝子が判明したことで、希望が持てることがあります。
・3~4割の患者さんは、検査をしても有意な遺伝子異常が見つかりません。
・治療薬が適応となる患者さんは、1~2割です。
・当院で使えない治験薬が適合した場合は、他院へ紹介するか、もしくは患者さんが申し出られた療養制度の利用をお勧めします。
・当院の担当医師が、がんゲノム医療検査の説明を行います。
・患者さんは担当医師の説明内容を踏まえて、がんゲノム医療検査を行うかどうかを検討していただき、希望される場合は同意書に必要事項を記入していただきます。
・採血を行います。(採血が不要な検査もあります)
・採血量は2ml程度です。
がんゲノム検査にかかる費用をお支払いいただきます。
132,000円(保険適用3割負担の場合)※ 高額療養制度の対象
当院の検査部で、持参された腫瘍組織の状態を確認します。 (組織状態により、新たな採取が必要な場合もあります)
腫瘍組織と血液からのDNAを抽出し、次世代シーケンサ―で遺伝子の解析を行います。
外部機関から当院の担当医師あてに報告書が送付されます。(約1か月後)
当院の担当医師と、専門領域の医師や遺伝カウンセラーで構成される専門家会議(国立がんセンター)を行い、治療方針を決定します。
当院の担当医師が患者さんに、検査結果と結果に基づいた治療選択の説明を行います。
がんゲノム検査結果の説明とその評価に関する提供料
36,000円(保険適用3割負担の場合)※ 高額療養制度の対象
血液浄化業務(血液透析、オンラインHDF等) | 2550件 |
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緊急血液浄化療法 | 280件 |
体外循環件数 | 57件 |
VA-ECMO(PCPS)のべ日数 | 72日(18症例) |
人工呼吸器新規患者数 | 468名 |
心臓ペースメーカ、ICD新規植え込み患者数 | 55名 |
心臓カテーテル検査、治療件数 | 748件 |
カテーテルアブレーション | 144件 |
岡本 浩明オカモト ヒロアキ
科長 部長(がんセンター長 呼吸器内科長兼務)
卒業年 | 昭和59年 |
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専門 | 呼吸器内科、腫瘍内科 |
取得資格 | 日本内科学会総合内科専門医・指導医、 日本呼吸器学会専門医・指導医、 日本呼吸器内視鏡学会専門医・指導医、 日本肺癌学会評議員(中皮腫ガイドライン小委員会委員)、 日本臨床腫瘍学会協議委員、 JCOG(効果安全性評価委員会委員長・運営委員など)、 TORG 理事、 横浜市立大学大学院客員教授 |
高橋 正純タカハシ マサズミ
部長
卒業年 | 昭和58年 |
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専門 | 消化器外科(食道・胃・大腸) |
取得資格 | 日本外科学会外科専門医、日本外科学会指導医、日本消化器病学会消化器病専門医・指導医、日本消化器外科学会消化器外科専門医、日本消化器外科学会指導医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医・指導医、日本消化器内視鏡学会指導医、日本胃癌学会代議員、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、「ICR臨床研究入門」履修、日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医 |
松崎 陽平マツザキ ヨウヘイ
部長
卒業年 | 平成10年 |
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専門 | 新生児 |
取得資格 | 日本小児科学会専門医、日本小児科学会認定指導医、日本周産期・新生児学会周産期専門医(新生児)、国際認定ラクテーション・コンサルタント、NCPRAコースインストラクター、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医 |
下川 恒生シモカワ ツネオ
部長
卒業年 | 平成12年 |
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専門 | 呼吸器内科 |
取得資格 | 日本内科学会認定内科医、日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医 |
上見 葉子アゲミ ヨウコ
部長
卒業年 | 平成16年 |
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専門 | 呼吸器内科 |
取得資格 | 日本内科学会総合内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医、日本呼吸器学会呼吸器専門医 |
石崎 智子
看護師 がん化学療法看護認定看護師
安部 圭紀
薬剤師 薬剤部
小迫 富美恵
看護師 看護部担当係長
蓼沼 朝子
看護師 がん相談支援センター専門相談員
五十嵐 俊
薬剤師 薬剤部
三田 明子
臨床検査技師 検査部
がんゲノム外来をご希望の方は、現在治療を受けていらっしゃる医療機関の主治医の先生に、「横浜市立市民病院でがんゲノム医療外来を受けたい」旨を申し出てください。 その際、必ず主治医の先生に、当院ホームページのがんゲノム外来についての「主治医の先生方へ」の欄をご覧いただいてから、準備していただくようご依頼ください。
当院のがんゲノム外来は、事前申込・完全予約制です。検体(腫瘍組織)を、受診当日に持参いただかないと受診できません。
ご自身ががんゲノム外来の対象となるかどうかなど、ご不明な点がございましたら、当院の「がん相談支援センター」にお電話ください。専門の看護師が相談に応じますが、それでもなお不明の場合は、外来で医師が相談に応じます。
がん相談支援センター
電話番号|045-316-4580(代表)
月曜日から金曜日(祝日、年末年始を除く) 9:00~16:30
1.当院の「がん相談支援センター」にお電話ください。専門の看護師が電話で相談を受け、がんゲノム外来の対象となるかどうかをお伝えします。対象となる場合は、次の項の「外来受診までの流れ(がんゲノム外来対象の方)」にお進みください。
2.電話相談でもなお、がんゲノム外来の対象かどうかが不明の場合は、当院の「がんゲノム相談外来」の予約をお取りのうえ、来院ください。専門の医師が相談に応じます。
3.相談外来当日は、1階の新患受付にお越しください。
4.相談外来に係る費用は、保険適用(診察料)となります。
①紹介状(診療情報提供書)
記載内容:年齢、性別、臨床診断、家族歴(必須)、既往歴、現病歴など
②ホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)ブロックまたは未染色スライド標本
主治医の先生に([主治医の先生方へ]の(ウ)を参照していただき、ご準備ください
③病理組織診断結果
④病理組織検体の品質評価シート
⑤画像データ(CD) (可能であればご用意ください、無くても可能です)
以下の⑥は患者さん自身でご用意ください。
⑥がんゲノム医療に関わる受診外来申込書
申込書:PDF(こちらからダウンロードし、患者さん自身でご記入ください。)
※申込書は当院のがん相談支援センターにも常備しています。
費用(保険適用 3割負担の場合)
検査費用 24,000円
検査の実施と結果説明に係る費用 144,000円
①~⑥の書類がそろいましたら、患者さん自身で電話で当院の「がん相談支援センター」
電話番号:045-316-4580(代表)にお電話のうえ診察の予約をお取りください。
後日、当院から患者さんへ電話で受診日時を連絡いたしますが、ご連絡までには少々お時間をいただきます。検査の対象とならない場合等でお受けできない場合もありますので、ご了承ください。なお、がんゲノム外来は、通常の診療枠内では行っていません。
受診日当日は、①紹介状②ホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)ブロックまたは未染色スライド標本③病理組織診断結果④病理組織検体の品質評価シート⑤画像データ(無くても可)⑥外来申込書を持参して1階の新患受付へお越しください。
できる限り、ご家族の方との来院をお願いいたします。 がん遺伝子検査の説明をお聞きいただき、検査を受けられる場合は、受診当日に検査費用のお支払い(現金またはクレジットカード)が必要となります。
横浜市立市民病院では、令和元(2019)年8月から「がんゲノム外来」を開始しました。
1.登録時にECOG Performance Status が0~2。
2.病理学的診断によって悪性固形腫瘍と診断されている。
3.治癒切除不能または再発の病変を有する下記の①または②の腫瘍。
① 原発不明がん
② 標準治療がない、標準治療が終了している、もしくは終了が見込まれる固形がん(原発不明がんを除く)
4.遺伝子解析が可能な検体が提出できる。
■腫瘍組織
ホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)ブロック。(ブロックの提出不可の場合はホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)未染色スライド標本でも可能ですが、未染色標本作製方法についてご連絡しますので一報ください)
■非腫瘍組織
本検査のために新たに採取される末梢血液検体 [2 ml]が必要ですが、採血は当院で行いますので、提出は不要です。(採血が不要な検査もあります)
検査費用は健康保険が適用され、1~3割が自己負担となります(検査中止の場合も同額の負担となります)。
高額療養費制度が適用される場合があります。
これらに付随する診療(診療料、入院料、検査料など)も健康保険が適用されます。
・貴院での「病理診断報告書」および「病理組織検体の品質評価シート」(下記よりダウンロード)を必ず同封してください。
病理組織検体の品質評価シート:PDF( こちらからダウンロード)
・提出いただいたホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)ブロックは当院にて必要枚数のスライドを作製後、ブロックは返却いたします。(腫瘍組織が残っていない可能性がありますので、HE標本にて確認いたします)
・「ゲノム検体薄切時の方法・注意点」を参照し標本作製をお願いします。
作製方法について不明な点はお問い合わせください。
・手術材料のブロックは、なるべくがん組織の占める割合が大きい部位を選択してください。腫瘍含有率は最低20%以上必要で、最適は50%以上です。
※腫瘍細胞が少ない場合でも検査できる場合がありますが、腫瘍細胞の割合が少ないと精度が低くなります。当院でもHE染色を行い評価いたしますが、検査に適さないと判断された場合は、検査できない可能性があります。
・以下のような組織から作成された標本は、核酸の状態が悪く、検査ができない可能性があります。
注意!!
以下は検査出来ないことがあります
来院前にチェック!!
下記の物はお揃いでしょうか?
ゲノム医療を必要とするがん患者が、全国どこにいても、がんゲノム医療を受けられる体制を構築するため、国が定めた整備指針に基づき、国が指定します。がんゲノム医療中核拠点病院及びがんゲノム医療拠点病院と連携しつつ、遺伝子パネル検査による医療の提供、遺伝子カウンセリングの実施やがんゲノム医療に関する情報提供などの役割を担っています。
横浜市立市民病院は、厚生労働省から指定を受けた全国161病院(令和2年5月1日現在)の「がんゲノム医療連携病院」のひとつとして、中核病院である国立がん研究センター中央病院と連携して、令和元(2019)年8月から「がんゲノム外来」を開始しました。
がんゲノム医療とは、通常のがん治療では効果がなく、手術で取り除くこともできない「がん」の遺伝子を詳しく調べて、遺伝子の変化に応じた治療薬を探すものです。 最近耳にすることの多い「分子標的薬」と呼ばれる抗がん剤は、ある特別な遺伝子変化をもつがんに良く効くことが知られています。
患者さんの遺伝子を調べれば、必ず治療につながるとは限りませんが、使用できる「分子標的薬」が見つかった場合は、長期生存や治癒につながる可能性があります。 従来の抗がん剤や免疫チェックポイント阻害剤に対しても、効きやすさの判断材料が得られることがあります。
また、血液検査で遺伝性腫瘍(生まれつきがんにかかりやすい体質)に関連した、遺伝子の異常が分かる場合があります。
対象となるのは以下のすべてにあてはまる患者さんです。
・病理学的診断によって、悪性腫瘍であることが診断されている(血液腫瘍はのぞく)
・治癒切除不能または再発により、標準治療による根治が難しいと考えられる
・標準治療がない、標準治療が終了している、もしくは終了が見込まれる
・歩行可能で日常生活に支障がない
・がんの組織標本がある(生検検体でも可能)
検査費用は健康保険の適用となりますが、検体を提出されてもがん組織の状態によっては、最終的なレポート作成ができない場合があります。その場合も費用がかかります。 これまでの研究では、検査を受けた半数近くの方に、何らかの対応が可能な遺伝子変化が見つかっており、約10-20%の方が実際に治療薬を投与されています。
・標準的な治療が終了した患者さんに、新たな薬が見つかる可能性があります。
・これから使う市販薬の優先順位が、判明することもあります。
・たとえ新薬がみつからなくても、がん遺伝子が判明したことで、希望が持てることがあります。
・3~4割の患者さんは、検査をしても有意な遺伝子異常が見つかりません。
・治療薬が適応となる患者さんは、1~2割です。
・当院で使えない治験薬が適合した場合は、他院へ紹介するか、もしくは患者さんが申し出られた療養制度の利用をお勧めします。
・当院の担当医師が、がんゲノム医療検査の説明を行います。
・患者さんは担当医師の説明内容を踏まえて、がんゲノム医療検査を行うかどうかを検討していただき、希望される場合は同意書に必要事項を記入していただきます。
・採血を行います。(採血が不要な検査もあります)
・採血量は2ml程度です。
がんゲノム検査にかかる費用をお支払いいただきます。
132,000円(保険適用3割負担の場合)※ 高額療養制度の対象
当院の検査部で、持参された腫瘍組織の状態を確認します。 (組織状態により、新たな採取が必要な場合もあります)
腫瘍組織と血液からのDNAを抽出し、次世代シーケンサ―で遺伝子の解析を行います。
外部機関から当院の担当医師あてに報告書が送付されます。(約1か月後)
当院の担当医師と、専門領域の医師や遺伝カウンセラーで構成される専門家会議(国立がんセンター)を行い、治療方針を決定します。
当院の担当医師が患者さんに、検査結果と結果に基づいた治療選択の説明を行います。
がんゲノム検査結果の説明とその評価に関する提供料
36,000円(保険適用3割負担の場合)※ 高額療養制度の対象
血液浄化業務(血液透析、オンラインHDF等) | 2550件 |
---|---|
緊急血液浄化療法 | 280件 |
体外循環件数 | 57件 |
VA-ECMO(PCPS)のべ日数 | 72日(18症例) |
人工呼吸器新規患者数 | 468名 |
心臓ペースメーカ、ICD新規植え込み患者数 | 55名 |
心臓カテーテル検査、治療件数 | 748件 |
カテーテルアブレーション | 144件 |
休診日
土曜、
日曜、国民の祝日、
年末年始(12月29日〜
1月3日)
Accessアクセス情報
〒221-0855
神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢西町1-1
バス停「市民病院」下車 ※令和2年5月2日に新設
・横浜駅西口から 市営87系統又は34系統(平日の日中のみ)
・東神奈川駅から 市営88系統(東神奈川駅西口~東横反町駅前~三ツ沢上町前~市民病院)
・保土ケ谷区内や相鉄線沿線から 208系統(横浜駅西口~和田町~市民病院)
バス停「三ツ沢総合グランド入口」下車 徒歩1分
・横浜駅西口から三ツ沢総合グランド経由のバスに乗車