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Clinical department

電話番号 045-316-4580

放射線治療科

対象疾患

すべてのがん、および一部の良性疾患が対象です。

外照射は、通常照射のほか、高精度放射線治療として、全領域のIMRT、および肺、肝臓、脳、頭頚部、前立腺、腎、直径5㎝以下の転移性脊椎腫瘍、5個以内のオリゴ転移に対する定位放射線照射を行っています(膵臓に対する定位放射線照射は、まだ行っておりません)。 内照射(内用療法)は、ゾーフィゴ®を行っています。小線源治療は行っておりません。

ご挨拶

小田切 一将 医師

放射線治療は手術・化学療法(抗がん剤)と並び、がん治療の3本柱の一つとされています。また、手術や化学療法と組み合わせることで、単独での治療に比べ相乗効果が期待できます。
放射線治療は、がんの根治的な治療だけでなく、がんによる諸症状(痛み、しびれ、出血など)を和らげる緩和的な治療としても用いられます。

放射線治療の特長

1. 病巣を切らずに治療するので、正常臓器の形態・機能を温存できる。
2. 全身的な副作用が少ないので、合併症(持病)のある患者さんや、高齢の患者さんでも比較的安全に治療できる。
3. 外来通院での治療が可能である。
などが挙げられます。

診療科紹介

放射線治療について

放射線治療は、手術や化学療法とともにがん治療の一翼を担っています。最近のX線体外照射技術の進歩は目覚ましく、以前は敷居の高かった強度変調放射線治療(IMRT)や定位照射といった高精度放射線治療が徐々に普及してきたことで、放射線治療のニーズは年々増しています。

新しい装置を活かした高精度放射線治療の充実

当院でも過去10年間で放射線治療患者数は約2倍となり、2020年5月の病院移転以降IMRTと定位照射の件数・割合が飛躍的に増加しました (図1)。これは新病院開院と同時に導入した新しい放射線治療機器(TrueBeam STx with Novalis Radiosurgery、図2)によるところが大きく、この機器によりこれまで近隣施設に紹介していた脳の定位照射が当院で行えるようになり、IMRTの供給が簡単かつ迅速になるなどの革新がありました。また呼吸性移動対策(息止め照射や待ち伏せ照射)が可能となったことで、肺や肝などの体幹部照射において正確性の向上と周囲正常臓器への被ばく線量の低下につながっています。

さらに、放射線治療人数の増加により放射線治療機器1台体制での供給が困難となったため、2022年4月からリニアックを1台増設し2台体制となりました。増設した機器はHalcyonというIMRT専用機になります(図3)。国内17施設目、横浜市内では初の導入です。2台体制となったことで、さらなる放射線治療のニーズに応えられるようになりました。

高精度放射線治療を確実に行うためには、それぞれの職種が専門性を発揮しつつ連携を取り合う、いわゆるチーム医療が重要となります。当科は医師2名、診療放射線技師5名、医学物理士2名、看護師4名、医師事務補助者1名、医療事務1名から成るチームで構成されています。互いにうまく連携し合い、患者さんがなるべくストレスなく放射線治療を完遂でき、最大限の治療効果と最小限の有害事象になるよう努めています。

医学物理士からのメッセージ

適切かつ正確な治療を実施

1895年にレントゲン博士がX線を発見して間もなく、抗がん作用が偶然発見されました。翌1896年には咽頭がんの治療で疼痛緩和に成功し、1899年にスウェーデンで放射線治療が用いられ、世界で初めて鼻腔基底細胞がんを完治させています。
100年以上経た現在、放射線治療技術は大きく発展し、強度変調放射線治療(IMRT)を代表とする高精度な放射線治療が開発されました。その高精度な放射線治療では、治療計画装置と呼ばれるコンピュータを用いて最適な放射線の照射方法を計算します。『医学物理士』は、コンピュータで複雑に計算された照射方法で実際に治療が適切かつ正確に実施されるよう、医学物理学の専門家としての観点から貢献する医療職です。
当院でも、最適な治療効果が得られるように日々医師と議論し、治療計画装置を用いて治療計画の作成を担当しています。さらに体内での吸収線量に関する位置的精度と量的精度が臨床上必要な範囲に収まっていることを確認しています。
私たちは各職種の専門性を活かしチームとして動くことで、理想とする放射線治療を患者さんへお届けしたいと考えています。

ピンク色の部分が照射箇所
IMRTで正常組織が存在する
中心部分の照射を避けることができます

がん放射線療法看護 認定看護師からのメッセージ

治療から生活まで患者さんを支援

高精度の治療計画そのままに患者さんにお届けするには、治療前の患者さん側の準備や、セルフケアが欠かせません。例えば前立腺がんへの照射では、腸管や膀胱への線量を低減しながらターゲットに線量を集中するために、毎回同じ量の蓄尿をお願いしています。照射の副作用で頻尿になることも多い中、生活に合わせた具体的な方法を、ご本人とともに見いだすことを大切にしています。また体調のセルフモニタリングを支援しながら、投薬やケア方法の見直しをタイムリーに行い、必要以上に副作用を悪化させずQOLを維持できるよう心がけています。
治療の進歩に伴って、がんとともに生きる期間が長くなっています。同時に、高齢・多疾患併存の方、さまざまな生活支援が必要な方が増加しています。毎日の通院や症状観察、服薬、治療後にかけての副作用ケアなど、患者さんの困りごとを和らげ、安心して自分らしく生活していただけるよう、サポートしていきたいと考えています。

診療実績 令和3年度

令和3年4月から令和4年3月の治療実績は以下の通りです。

新規患者数 426 名
放射線治療実患者人数
(新患+再患)
575 名
そのうち 外来通院で治療
(治療開始時)
321 名
入院して治療
(治療開始時)
254 名
院内併診 548 名
院外紹介 27 名
高精度放射線治療 定位放射線照射 85 名
 脳 26 名
 肺 31 名
 肝 9 名
 骨 14 名
 腎 3 名
 前立腺 1 名
 その他 1 名
強度変調放射線治療 (IMRT) 407 名
特殊治療 全身照射 2 名
内用療法 塩化ラジウム-223(ゾーフィゴ®) 3 名
治療目的 根治・準根治 231 名
術前 1 名
術後 77 名
予防的全脳照射 1 名
緩和・姑息的 265 名
(うち骨転移131、脳転移42)

地域医療機関の皆様へ

新しい放射線治療装置により、全てのX線外照射が行えるようになりました。  旧装置と比べ、

①脳の定位放射線照射が可能

②その他、従来からの肺、肝臓、さらに脊椎、オリゴ転移に対する定位放射線照射にも対応

③IMRTの供給量が大幅に増加

④前立腺癌、乳癌、緩和照射等で、これまでよりも治療期間の短縮が可能 (寡分割照射) となりました。
適応と思われる症例がございましたら、気兼ねなくご紹介いただければ幸いです。

よくある質問

newsお知らせ

現在、お知らせはありません。

すべてのがん、および一部の良性疾患が対象です。

外照射は、通常照射のほか、高精度放射線治療として、全領域のIMRT、および肺、肝臓、脳、頭頚部、前立腺、腎、直径5㎝以下の転移性脊椎腫瘍、5個以内のオリゴ転移に対する定位放射線照射を行っています(膵臓に対する定位放射線照射は、まだ行っておりません)。 内照射(内用療法)は、ゾーフィゴ®を行っています。小線源治療は行っておりません。

ご挨拶

小田切 一将 医師

放射線治療は手術・化学療法(抗がん剤)と並び、がん治療の3本柱の一つとされています。また、手術や化学療法と組み合わせることで、単独での治療に比べ相乗効果が期待できます。
放射線治療は、がんの根治的な治療だけでなく、がんによる諸症状(痛み、しびれ、出血など)を和らげる緩和的な治療としても用いられます。

放射線治療の特長

1. 病巣を切らずに治療するので、正常臓器の形態・機能を温存できる。
2. 全身的な副作用が少ないので、合併症(持病)のある患者さんや、高齢の患者さんでも比較的安全に治療できる。
3. 外来通院での治療が可能である。
などが挙げられます。

診療科紹介

放射線治療について

放射線治療は、手術や化学療法とともにがん治療の一翼を担っています。最近のX線体外照射技術の進歩は目覚ましく、以前は敷居の高かった強度変調放射線治療(IMRT)や定位照射といった高精度放射線治療が徐々に普及してきたことで、放射線治療のニーズは年々増しています。

新しい装置を活かした高精度放射線治療の充実

当院でも過去10年間で放射線治療患者数は約2倍となり、2020年5月の病院移転以降IMRTと定位照射の件数・割合が飛躍的に増加しました (図1)。これは新病院開院と同時に導入した新しい放射線治療機器(TrueBeam STx with Novalis Radiosurgery、図2)によるところが大きく、この機器によりこれまで近隣施設に紹介していた脳の定位照射が当院で行えるようになり、IMRTの供給が簡単かつ迅速になるなどの革新がありました。また呼吸性移動対策(息止め照射や待ち伏せ照射)が可能となったことで、肺や肝などの体幹部照射において正確性の向上と周囲正常臓器への被ばく線量の低下につながっています。

さらに、放射線治療人数の増加により放射線治療機器1台体制での供給が困難となったため、2022年4月からリニアックを1台増設し2台体制となりました。増設した機器はHalcyonというIMRT専用機になります(図3)。国内17施設目、横浜市内では初の導入です。2台体制となったことで、さらなる放射線治療のニーズに応えられるようになりました。

高精度放射線治療を確実に行うためには、それぞれの職種が専門性を発揮しつつ連携を取り合う、いわゆるチーム医療が重要となります。当科は医師2名、診療放射線技師5名、医学物理士2名、看護師4名、医師事務補助者1名、医療事務1名から成るチームで構成されています。互いにうまく連携し合い、患者さんがなるべくストレスなく放射線治療を完遂でき、最大限の治療効果と最小限の有害事象になるよう努めています。

医学物理士からのメッセージ

適切かつ正確な治療を実施

1895年にレントゲン博士がX線を発見して間もなく、抗がん作用が偶然発見されました。翌1896年には咽頭がんの治療で疼痛緩和に成功し、1899年にスウェーデンで放射線治療が用いられ、世界で初めて鼻腔基底細胞がんを完治させています。
100年以上経た現在、放射線治療技術は大きく発展し、強度変調放射線治療(IMRT)を代表とする高精度な放射線治療が開発されました。その高精度な放射線治療では、治療計画装置と呼ばれるコンピュータを用いて最適な放射線の照射方法を計算します。『医学物理士』は、コンピュータで複雑に計算された照射方法で実際に治療が適切かつ正確に実施されるよう、医学物理学の専門家としての観点から貢献する医療職です。
当院でも、最適な治療効果が得られるように日々医師と議論し、治療計画装置を用いて治療計画の作成を担当しています。さらに体内での吸収線量に関する位置的精度と量的精度が臨床上必要な範囲に収まっていることを確認しています。
私たちは各職種の専門性を活かしチームとして動くことで、理想とする放射線治療を患者さんへお届けしたいと考えています。

ピンク色の部分が照射箇所
IMRTで正常組織が存在する
中心部分の照射を避けることができます

がん放射線療法看護 認定看護師からのメッセージ

治療から生活まで患者さんを支援

高精度の治療計画そのままに患者さんにお届けするには、治療前の患者さん側の準備や、セルフケアが欠かせません。例えば前立腺がんへの照射では、腸管や膀胱への線量を低減しながらターゲットに線量を集中するために、毎回同じ量の蓄尿をお願いしています。照射の副作用で頻尿になることも多い中、生活に合わせた具体的な方法を、ご本人とともに見いだすことを大切にしています。また体調のセルフモニタリングを支援しながら、投薬やケア方法の見直しをタイムリーに行い、必要以上に副作用を悪化させずQOLを維持できるよう心がけています。
治療の進歩に伴って、がんとともに生きる期間が長くなっています。同時に、高齢・多疾患併存の方、さまざまな生活支援が必要な方が増加しています。毎日の通院や症状観察、服薬、治療後にかけての副作用ケアなど、患者さんの困りごとを和らげ、安心して自分らしく生活していただけるよう、サポートしていきたいと考えています。

診療実績 令和3年度

令和3年4月から令和4年3月の治療実績は以下の通りです。

新規患者数 426 名
放射線治療実患者人数
(新患+再患)
575 名
そのうち 外来通院で治療
(治療開始時)
321 名
入院して治療
(治療開始時)
254 名
院内併診 548 名
院外紹介 27 名
高精度放射線治療 定位放射線照射 85 名
 脳 26 名
 肺 31 名
 肝 9 名
 骨 14 名
 腎 3 名
 前立腺 1 名
 その他 1 名
強度変調放射線治療 (IMRT) 407 名
特殊治療 全身照射 2 名
内用療法 塩化ラジウム-223(ゾーフィゴ®) 3 名
治療目的 根治・準根治 231 名
術前 1 名
術後 77 名
予防的全脳照射 1 名
緩和・姑息的 265 名
(うち骨転移131、脳転移42)

地域医療機関の皆様へ

新しい放射線治療装置により、全てのX線外照射が行えるようになりました。  旧装置と比べ、

①脳の定位放射線照射が可能

②その他、従来からの肺、肝臓、さらに脊椎、オリゴ転移に対する定位放射線照射にも対応

③IMRTの供給量が大幅に増加

④前立腺癌、乳癌、緩和照射等で、これまでよりも治療期間の短縮が可能 (寡分割照射) となりました。
適応と思われる症例がございましたら、気兼ねなくご紹介いただければ幸いです。

よくある質問

医師/スタッフ紹介
小田切 一将

小田切 一将オダギリ カズマサ

科長 担当部長

卒業年 平成15年
専門 放射線治療
取得資格 日本医学放射線学会放射線治療専門医、日本放射線腫瘍学会専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医

佐藤 瑞希サトウ ミズキ

副医長

卒業年 平成23年
専門 放射線治療
取得資格 日本医学放射線学会放射線治療専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医
外来のご案内・担当医表
受付時間
  • 初診の方

    8:00~11:00

    ※診療開始時間 午前8:45

  • 再診の方
    【予約のない方】

    午前7:30~11:00

    ※午後は専門外来(予約制)

  • 再診の方
    【予約のある方】

    予約時間までに受付
    手続を
    お願いします。

外来のご案内

初診予約は医療機関から

放射線治療科の初診予約は、医療機関からのみの受付となっています。
医療機関からの予約時に紹介状をFAXで当院へお送りいただき、原本は患者さんが受診時にご持参ください。 当科はベッドを有していませんので、他院から当科に直接ご紹介いただく症例は、通院での治療が可能な方になります(入院での放射線治療が必要な方については、まずは当院当該科にご相談下さい)。
 ゾーフィゴ®につきましては、まずは当院泌尿器科での診察が必要となりますので、そちらにご紹介下さい。


紹介枠は火曜日・金曜日13時30分から

 令和4年度は他院からの紹介枠は毎週火曜日・金曜日の13時30分に設けています。もし、枠が何週間も空いていない場合や緊急照射が必要な症例については、当科に直接お電話いただければ、迅速に対応します。

放射線治療科 初診外来(令和4年度)4月1日時点

9:30
13:00

:院内併診 ▲:他院紹介 ※急患は随時受け入れ可能

初診・再診(予約制)
AM 小田切、杉浦、佐藤 小田切、佐藤 小田切、佐藤、皆川 小田切、佐藤 小田切、佐藤
PM 小田切、佐藤 小田切、佐藤 小田切、佐藤、皆川 小田切、佐藤 小田切、佐藤

すべてのがん、および一部の良性疾患が対象です。

外照射は、通常照射のほか、高精度放射線治療として、全領域のIMRT、および肺、肝臓、脳、頭頚部、前立腺、腎、直径5㎝以下の転移性脊椎腫瘍、5個以内のオリゴ転移に対する定位放射線照射を行っています(膵臓に対する定位放射線照射は、まだ行っておりません)。 内照射(内用療法)は、ゾーフィゴ®を行っています。小線源治療は行っておりません。

ご挨拶

小田切 一将 医師

放射線治療は手術・化学療法(抗がん剤)と並び、がん治療の3本柱の一つとされています。また、手術や化学療法と組み合わせることで、単独での治療に比べ相乗効果が期待できます。
放射線治療は、がんの根治的な治療だけでなく、がんによる諸症状(痛み、しびれ、出血など)を和らげる緩和的な治療としても用いられます。

放射線治療の特長

1. 病巣を切らずに治療するので、正常臓器の形態・機能を温存できる。
2. 全身的な副作用が少ないので、合併症(持病)のある患者さんや、高齢の患者さんでも比較的安全に治療できる。
3. 外来通院での治療が可能である。
などが挙げられます。

診療科紹介

放射線治療について

放射線治療は、手術や化学療法とともにがん治療の一翼を担っています。最近のX線体外照射技術の進歩は目覚ましく、以前は敷居の高かった強度変調放射線治療(IMRT)や定位照射といった高精度放射線治療が徐々に普及してきたことで、放射線治療のニーズは年々増しています。

新しい装置を活かした高精度放射線治療の充実

当院でも過去10年間で放射線治療患者数は約2倍となり、2020年5月の病院移転以降IMRTと定位照射の件数・割合が飛躍的に増加しました (図1)。これは新病院開院と同時に導入した新しい放射線治療機器(TrueBeam STx with Novalis Radiosurgery、図2)によるところが大きく、この機器によりこれまで近隣施設に紹介していた脳の定位照射が当院で行えるようになり、IMRTの供給が簡単かつ迅速になるなどの革新がありました。また呼吸性移動対策(息止め照射や待ち伏せ照射)が可能となったことで、肺や肝などの体幹部照射において正確性の向上と周囲正常臓器への被ばく線量の低下につながっています。

さらに、放射線治療人数の増加により放射線治療機器1台体制での供給が困難となったため、2022年4月からリニアックを1台増設し2台体制となりました。増設した機器はHalcyonというIMRT専用機になります(図3)。国内17施設目、横浜市内では初の導入です。2台体制となったことで、さらなる放射線治療のニーズに応えられるようになりました。

高精度放射線治療を確実に行うためには、それぞれの職種が専門性を発揮しつつ連携を取り合う、いわゆるチーム医療が重要となります。当科は医師2名、診療放射線技師5名、医学物理士2名、看護師4名、医師事務補助者1名、医療事務1名から成るチームで構成されています。互いにうまく連携し合い、患者さんがなるべくストレスなく放射線治療を完遂でき、最大限の治療効果と最小限の有害事象になるよう努めています。

医学物理士からのメッセージ

適切かつ正確な治療を実施

1895年にレントゲン博士がX線を発見して間もなく、抗がん作用が偶然発見されました。翌1896年には咽頭がんの治療で疼痛緩和に成功し、1899年にスウェーデンで放射線治療が用いられ、世界で初めて鼻腔基底細胞がんを完治させています。
100年以上経た現在、放射線治療技術は大きく発展し、強度変調放射線治療(IMRT)を代表とする高精度な放射線治療が開発されました。その高精度な放射線治療では、治療計画装置と呼ばれるコンピュータを用いて最適な放射線の照射方法を計算します。『医学物理士』は、コンピュータで複雑に計算された照射方法で実際に治療が適切かつ正確に実施されるよう、医学物理学の専門家としての観点から貢献する医療職です。
当院でも、最適な治療効果が得られるように日々医師と議論し、治療計画装置を用いて治療計画の作成を担当しています。さらに体内での吸収線量に関する位置的精度と量的精度が臨床上必要な範囲に収まっていることを確認しています。
私たちは各職種の専門性を活かしチームとして動くことで、理想とする放射線治療を患者さんへお届けしたいと考えています。

ピンク色の部分が照射箇所
IMRTで正常組織が存在する
中心部分の照射を避けることができます

がん放射線療法看護 認定看護師からのメッセージ

治療から生活まで患者さんを支援

高精度の治療計画そのままに患者さんにお届けするには、治療前の患者さん側の準備や、セルフケアが欠かせません。例えば前立腺がんへの照射では、腸管や膀胱への線量を低減しながらターゲットに線量を集中するために、毎回同じ量の蓄尿をお願いしています。照射の副作用で頻尿になることも多い中、生活に合わせた具体的な方法を、ご本人とともに見いだすことを大切にしています。また体調のセルフモニタリングを支援しながら、投薬やケア方法の見直しをタイムリーに行い、必要以上に副作用を悪化させずQOLを維持できるよう心がけています。
治療の進歩に伴って、がんとともに生きる期間が長くなっています。同時に、高齢・多疾患併存の方、さまざまな生活支援が必要な方が増加しています。毎日の通院や症状観察、服薬、治療後にかけての副作用ケアなど、患者さんの困りごとを和らげ、安心して自分らしく生活していただけるよう、サポートしていきたいと考えています。

診療実績 令和3年度

令和3年4月から令和4年3月の治療実績は以下の通りです。

新規患者数 426 名
放射線治療実患者人数
(新患+再患)
575 名
そのうち 外来通院で治療
(治療開始時)
321 名
入院して治療
(治療開始時)
254 名
院内併診 548 名
院外紹介 27 名
高精度放射線治療 定位放射線照射 85 名
 脳 26 名
 肺 31 名
 肝 9 名
 骨 14 名
 腎 3 名
 前立腺 1 名
 その他 1 名
強度変調放射線治療 (IMRT) 407 名
特殊治療 全身照射 2 名
内用療法 塩化ラジウム-223(ゾーフィゴ®) 3 名
治療目的 根治・準根治 231 名
術前 1 名
術後 77 名
予防的全脳照射 1 名
緩和・姑息的 265 名
(うち骨転移131、脳転移42)

地域医療機関の皆様へ

新しい放射線治療装置により、全てのX線外照射が行えるようになりました。  旧装置と比べ、

①脳の定位放射線照射が可能

②その他、従来からの肺、肝臓、さらに脊椎、オリゴ転移に対する定位放射線照射にも対応

③IMRTの供給量が大幅に増加

④前立腺癌、乳癌、緩和照射等で、これまでよりも治療期間の短縮が可能 (寡分割照射) となりました。
適応と思われる症例がございましたら、気兼ねなくご紹介いただければ幸いです。

よくある質問

患者さんのご紹介について

市民病院では、紹介状をお持ちの患者さんの待ち時間短縮のために、電話で紹介患者さんの事前予約サービスを行う「紹介患者予約センター」を開設しています。

電話番号

045-316-6541(直通)

受付時間

月〜金曜日

9:00~17:00

※土曜日・日曜日・祝日・年末年始(12月29日〜1月3日)
は受付しておりません。

すべてのがん、および一部の良性疾患が対象です。

外照射は、通常照射のほか、高精度放射線治療として、全領域のIMRT、および肺、肝臓、脳、頭頚部、前立腺、腎、直径5㎝以下の転移性脊椎腫瘍、5個以内のオリゴ転移に対する定位放射線照射を行っています(膵臓に対する定位放射線照射は、まだ行っておりません)。 内照射(内用療法)は、ゾーフィゴ®を行っています。小線源治療は行っておりません。

ご挨拶

小田切 一将 医師

放射線治療は手術・化学療法(抗がん剤)と並び、がん治療の3本柱の一つとされています。また、手術や化学療法と組み合わせることで、単独での治療に比べ相乗効果が期待できます。
放射線治療は、がんの根治的な治療だけでなく、がんによる諸症状(痛み、しびれ、出血など)を和らげる緩和的な治療としても用いられます。

放射線治療の特長

1. 病巣を切らずに治療するので、正常臓器の形態・機能を温存できる。
2. 全身的な副作用が少ないので、合併症(持病)のある患者さんや、高齢の患者さんでも比較的安全に治療できる。
3. 外来通院での治療が可能である。
などが挙げられます。

診療科紹介

放射線治療について

放射線治療は、手術や化学療法とともにがん治療の一翼を担っています。最近のX線体外照射技術の進歩は目覚ましく、以前は敷居の高かった強度変調放射線治療(IMRT)や定位照射といった高精度放射線治療が徐々に普及してきたことで、放射線治療のニーズは年々増しています。

新しい装置を活かした高精度放射線治療の充実

当院でも過去10年間で放射線治療患者数は約2倍となり、2020年5月の病院移転以降IMRTと定位照射の件数・割合が飛躍的に増加しました (図1)。これは新病院開院と同時に導入した新しい放射線治療機器(TrueBeam STx with Novalis Radiosurgery、図2)によるところが大きく、この機器によりこれまで近隣施設に紹介していた脳の定位照射が当院で行えるようになり、IMRTの供給が簡単かつ迅速になるなどの革新がありました。また呼吸性移動対策(息止め照射や待ち伏せ照射)が可能となったことで、肺や肝などの体幹部照射において正確性の向上と周囲正常臓器への被ばく線量の低下につながっています。

さらに、放射線治療人数の増加により放射線治療機器1台体制での供給が困難となったため、2022年4月からリニアックを1台増設し2台体制となりました。増設した機器はHalcyonというIMRT専用機になります(図3)。国内17施設目、横浜市内では初の導入です。2台体制となったことで、さらなる放射線治療のニーズに応えられるようになりました。

高精度放射線治療を確実に行うためには、それぞれの職種が専門性を発揮しつつ連携を取り合う、いわゆるチーム医療が重要となります。当科は医師2名、診療放射線技師5名、医学物理士2名、看護師4名、医師事務補助者1名、医療事務1名から成るチームで構成されています。互いにうまく連携し合い、患者さんがなるべくストレスなく放射線治療を完遂でき、最大限の治療効果と最小限の有害事象になるよう努めています。

医学物理士からのメッセージ

適切かつ正確な治療を実施

1895年にレントゲン博士がX線を発見して間もなく、抗がん作用が偶然発見されました。翌1896年には咽頭がんの治療で疼痛緩和に成功し、1899年にスウェーデンで放射線治療が用いられ、世界で初めて鼻腔基底細胞がんを完治させています。
100年以上経た現在、放射線治療技術は大きく発展し、強度変調放射線治療(IMRT)を代表とする高精度な放射線治療が開発されました。その高精度な放射線治療では、治療計画装置と呼ばれるコンピュータを用いて最適な放射線の照射方法を計算します。『医学物理士』は、コンピュータで複雑に計算された照射方法で実際に治療が適切かつ正確に実施されるよう、医学物理学の専門家としての観点から貢献する医療職です。
当院でも、最適な治療効果が得られるように日々医師と議論し、治療計画装置を用いて治療計画の作成を担当しています。さらに体内での吸収線量に関する位置的精度と量的精度が臨床上必要な範囲に収まっていることを確認しています。
私たちは各職種の専門性を活かしチームとして動くことで、理想とする放射線治療を患者さんへお届けしたいと考えています。

ピンク色の部分が照射箇所
IMRTで正常組織が存在する
中心部分の照射を避けることができます

がん放射線療法看護 認定看護師からのメッセージ

治療から生活まで患者さんを支援

高精度の治療計画そのままに患者さんにお届けするには、治療前の患者さん側の準備や、セルフケアが欠かせません。例えば前立腺がんへの照射では、腸管や膀胱への線量を低減しながらターゲットに線量を集中するために、毎回同じ量の蓄尿をお願いしています。照射の副作用で頻尿になることも多い中、生活に合わせた具体的な方法を、ご本人とともに見いだすことを大切にしています。また体調のセルフモニタリングを支援しながら、投薬やケア方法の見直しをタイムリーに行い、必要以上に副作用を悪化させずQOLを維持できるよう心がけています。
治療の進歩に伴って、がんとともに生きる期間が長くなっています。同時に、高齢・多疾患併存の方、さまざまな生活支援が必要な方が増加しています。毎日の通院や症状観察、服薬、治療後にかけての副作用ケアなど、患者さんの困りごとを和らげ、安心して自分らしく生活していただけるよう、サポートしていきたいと考えています。

診療実績 令和3年度

令和3年4月から令和4年3月の治療実績は以下の通りです。

新規患者数 426 名
放射線治療実患者人数
(新患+再患)
575 名
そのうち 外来通院で治療
(治療開始時)
321 名
入院して治療
(治療開始時)
254 名
院内併診 548 名
院外紹介 27 名
高精度放射線治療 定位放射線照射 85 名
 脳 26 名
 肺 31 名
 肝 9 名
 骨 14 名
 腎 3 名
 前立腺 1 名
 その他 1 名
強度変調放射線治療 (IMRT) 407 名
特殊治療 全身照射 2 名
内用療法 塩化ラジウム-223(ゾーフィゴ®) 3 名
治療目的 根治・準根治 231 名
術前 1 名
術後 77 名
予防的全脳照射 1 名
緩和・姑息的 265 名
(うち骨転移131、脳転移42)

地域医療機関の皆様へ

新しい放射線治療装置により、全てのX線外照射が行えるようになりました。  旧装置と比べ、

①脳の定位放射線照射が可能

②その他、従来からの肺、肝臓、さらに脊椎、オリゴ転移に対する定位放射線照射にも対応

③IMRTの供給量が大幅に増加

④前立腺癌、乳癌、緩和照射等で、これまでよりも治療期間の短縮が可能 (寡分割照射) となりました。
適応と思われる症例がございましたら、気兼ねなくご紹介いただければ幸いです。

よくある質問

すべてのがん、および一部の良性疾患が対象です。

外照射は、通常照射のほか、高精度放射線治療として、全領域のIMRT、および肺、肝臓、脳、頭頚部、前立腺、腎、直径5㎝以下の転移性脊椎腫瘍、5個以内のオリゴ転移に対する定位放射線照射を行っています(膵臓に対する定位放射線照射は、まだ行っておりません)。 内照射(内用療法)は、ゾーフィゴ®を行っています。小線源治療は行っておりません。

ご挨拶

小田切 一将 医師

放射線治療は手術・化学療法(抗がん剤)と並び、がん治療の3本柱の一つとされています。また、手術や化学療法と組み合わせることで、単独での治療に比べ相乗効果が期待できます。
放射線治療は、がんの根治的な治療だけでなく、がんによる諸症状(痛み、しびれ、出血など)を和らげる緩和的な治療としても用いられます。

放射線治療の特長

1. 病巣を切らずに治療するので、正常臓器の形態・機能を温存できる。
2. 全身的な副作用が少ないので、合併症(持病)のある患者さんや、高齢の患者さんでも比較的安全に治療できる。
3. 外来通院での治療が可能である。
などが挙げられます。

診療科紹介

放射線治療について

放射線治療は、手術や化学療法とともにがん治療の一翼を担っています。最近のX線体外照射技術の進歩は目覚ましく、以前は敷居の高かった強度変調放射線治療(IMRT)や定位照射といった高精度放射線治療が徐々に普及してきたことで、放射線治療のニーズは年々増しています。

新しい装置を活かした高精度放射線治療の充実

当院でも過去10年間で放射線治療患者数は約2倍となり、2020年5月の病院移転以降IMRTと定位照射の件数・割合が飛躍的に増加しました (図1)。これは新病院開院と同時に導入した新しい放射線治療機器(TrueBeam STx with Novalis Radiosurgery、図2)によるところが大きく、この機器によりこれまで近隣施設に紹介していた脳の定位照射が当院で行えるようになり、IMRTの供給が簡単かつ迅速になるなどの革新がありました。また呼吸性移動対策(息止め照射や待ち伏せ照射)が可能となったことで、肺や肝などの体幹部照射において正確性の向上と周囲正常臓器への被ばく線量の低下につながっています。

さらに、放射線治療人数の増加により放射線治療機器1台体制での供給が困難となったため、2022年4月からリニアックを1台増設し2台体制となりました。増設した機器はHalcyonというIMRT専用機になります(図3)。国内17施設目、横浜市内では初の導入です。2台体制となったことで、さらなる放射線治療のニーズに応えられるようになりました。

高精度放射線治療を確実に行うためには、それぞれの職種が専門性を発揮しつつ連携を取り合う、いわゆるチーム医療が重要となります。当科は医師2名、診療放射線技師5名、医学物理士2名、看護師4名、医師事務補助者1名、医療事務1名から成るチームで構成されています。互いにうまく連携し合い、患者さんがなるべくストレスなく放射線治療を完遂でき、最大限の治療効果と最小限の有害事象になるよう努めています。

医学物理士からのメッセージ

適切かつ正確な治療を実施

1895年にレントゲン博士がX線を発見して間もなく、抗がん作用が偶然発見されました。翌1896年には咽頭がんの治療で疼痛緩和に成功し、1899年にスウェーデンで放射線治療が用いられ、世界で初めて鼻腔基底細胞がんを完治させています。
100年以上経た現在、放射線治療技術は大きく発展し、強度変調放射線治療(IMRT)を代表とする高精度な放射線治療が開発されました。その高精度な放射線治療では、治療計画装置と呼ばれるコンピュータを用いて最適な放射線の照射方法を計算します。『医学物理士』は、コンピュータで複雑に計算された照射方法で実際に治療が適切かつ正確に実施されるよう、医学物理学の専門家としての観点から貢献する医療職です。
当院でも、最適な治療効果が得られるように日々医師と議論し、治療計画装置を用いて治療計画の作成を担当しています。さらに体内での吸収線量に関する位置的精度と量的精度が臨床上必要な範囲に収まっていることを確認しています。
私たちは各職種の専門性を活かしチームとして動くことで、理想とする放射線治療を患者さんへお届けしたいと考えています。

ピンク色の部分が照射箇所
IMRTで正常組織が存在する
中心部分の照射を避けることができます

がん放射線療法看護 認定看護師からのメッセージ

治療から生活まで患者さんを支援

高精度の治療計画そのままに患者さんにお届けするには、治療前の患者さん側の準備や、セルフケアが欠かせません。例えば前立腺がんへの照射では、腸管や膀胱への線量を低減しながらターゲットに線量を集中するために、毎回同じ量の蓄尿をお願いしています。照射の副作用で頻尿になることも多い中、生活に合わせた具体的な方法を、ご本人とともに見いだすことを大切にしています。また体調のセルフモニタリングを支援しながら、投薬やケア方法の見直しをタイムリーに行い、必要以上に副作用を悪化させずQOLを維持できるよう心がけています。
治療の進歩に伴って、がんとともに生きる期間が長くなっています。同時に、高齢・多疾患併存の方、さまざまな生活支援が必要な方が増加しています。毎日の通院や症状観察、服薬、治療後にかけての副作用ケアなど、患者さんの困りごとを和らげ、安心して自分らしく生活していただけるよう、サポートしていきたいと考えています。

診療実績 令和3年度

令和3年4月から令和4年3月の治療実績は以下の通りです。

新規患者数 426 名
放射線治療実患者人数
(新患+再患)
575 名
そのうち 外来通院で治療
(治療開始時)
321 名
入院して治療
(治療開始時)
254 名
院内併診 548 名
院外紹介 27 名
高精度放射線治療 定位放射線照射 85 名
 脳 26 名
 肺 31 名
 肝 9 名
 骨 14 名
 腎 3 名
 前立腺 1 名
 その他 1 名
強度変調放射線治療 (IMRT) 407 名
特殊治療 全身照射 2 名
内用療法 塩化ラジウム-223(ゾーフィゴ®) 3 名
治療目的 根治・準根治 231 名
術前 1 名
術後 77 名
予防的全脳照射 1 名
緩和・姑息的 265 名
(うち骨転移131、脳転移42)

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④前立腺癌、乳癌、緩和照射等で、これまでよりも治療期間の短縮が可能 (寡分割照射) となりました。
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東神奈川駅から 市営88系統(東神奈川駅西口~東横反町駅前~三ツ沢上町前~市民病院)
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