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相嶋 一登
集中治療専門臨床工学技士、呼吸治療専門臨床工学技士、経営学修士
青栁 和夫
大谷 太一
不整脈治療専門臨床工学技士、Certificated Cardiac Device Specialist
業務概要
当院には臨床工学技士が20名在籍し、365日24時間体制で急性期医療に従事しています。また、医療安全管理室や医療機器安全管理者のもとに、医療機器安全管理の維持、推進を行い医療安全の確保に努めています。 当院臨床工学部の特徴としては、なるべく患者さんに近いところで、かつ直接的に医療を行うことです。
活動範囲としては救命救急センターや各検査室、手術室、集中治療室、一般病棟から在宅に至るまで、医療が行われている全ての場所に及びます。業務遂行に必要な各認定資格を保有する臨床工学技士が安全かつ質の高い治療、検査を実施しています。
臨床業務とはベッドサイドにおいて、医療機器を使用した検査、治療業務を行うことを言います。臨床工学技士はチーム医療の一員として患者さんの病態把握に努め、より安全で効果的な治療を行います。
臨床工学技士は業務分野別に担当を決めて業務を行っていますが、緊急時には機動的かつ迅速な対応を行っています。また、生命維持管理装置を使用している重症患者さんに対する治療や経過観察、医療機器等のトラブルなど、緊急を要する業務に対応するため、臨床工学技士が24時間体制で病院内に勤務しています。
臨床工学技士は生命維持管理装置などの高度な医療機器を操作するのが仕事ですが、ただ単に機器を操作するだけではありません。医療機器を使用する目的や効果を十分に理解し、患者さんに及ぼす危険性を予測します。そして危険を回避するために、患者さんの病態や合併症を十分に把握、評価しながら医療機器の操作を行います。これらの業務は医師の指示のもとに行いますが、医師に対して専門職として治療法の提案を行うこともあります。 生命維持管理装置を使用して治療を受けている患者さんの多くは重症であり、中には生命の危機にあります。我々臨床工学技士は医療機器操作や患者さんの病態評価に関する技術、知識のみならず、患者さんやご家族の立場にたった全人的医療を提供いたします。
血液浄化センターや集中治療室での血液浄化療法を行っています。
血液透析・血液濾過透析・血漿交換・血液吸着・白血球除去、腹水濾過濃縮灌流を行っています。バスキュラーアクセスへの穿刺は臨床工学技士が積極的に実施しています。
重症患者さんに対する緊急血液浄化療法には24時間対応しています。
ICU、CCU、NICUにおける急性期管理を行っています。
これらの部署では生命の危機にある患者が多く、複数の生命維持管理装置が使用されています。
患者さんを中心に病態生理、治療内容を評価しながら生命維持管理装置を操作します。
また、これらの医療機器が安全に使用できるように電気や医療ガス設備についての安全管理も行っています。
【集中治療室で使用される生命維持管理装置】
人工呼吸管理を受けている患者さんに対する呼吸管理を担当しており、RST(呼吸サポートチーム)活動を先導しています。さらに、在宅で人工呼吸器を使用される患者さんへの管理指導や、時には自宅訪問し点検を行っています。
冠動脈バイパス術や弁置換手術における人工心肺装置の操作、救急領域での重症心原性ショック患者に対して行うECMOやIABP装置の操作に対応しています。急性大動脈解離などの緊急手術にも常時対応しています。
ペースメーカや植込式除細動器の植込み時の各種測定や条件設定をプログラマにて操作しています。その後の患者さんに対する生活指導、定期的な外来でのチェックを行っています。近年では患者さんのご自宅からデータを遠隔モニタリングできるシステムを導入しており、随時解析しています。緊急手術等により臨時の設定変更が必要となった場合にも迅速に対応しています。
急性心筋梗塞などの患者を対象とした検査、治療に24時間体制で対応しています。臨床工学技士は心電図、血圧、動脈血酸素飽和度などの生体情報を監視と記録を行っています。患者さんの状態が重篤な場合には人工呼吸器、IABP、ECMO、心臓ペースメーカなどを用いて患者さんの生命維持をサポートします。
カテーテルアブレーションは不整脈の原因となる異常な電気興奮部位を焼灼または冷却する治療です。
臨床工学技士は心内電位記録装置や高周波発生装置、3Dマッピング装置の操作・管理を行っています。
手術室内の下記の医療機器を中心に保守点検、操作に対応をしています。
院内で使用されている医療機器のうち、生命維持管理装置、手術用機器、内視鏡関連機器など特に高い安全性の確保が必要な医療機器を集中管理しています。これらの医療機器の総数は約3800台に上り、精度管理や使用状況/期間に応じた保守点検を実施しています。また、これらの実施記録を管理、分析することにより常に保守点検業務の改善を行っています。
医療従事者が適切に医療機器を使用できるように教育訓練することは医療安全を行う上で欠かせないものです。臨床工学部では実際に医療機器を使用した操作訓練やトラブル対応訓練を定期的に実施しています。また、他施設や院内でインシデントが発生した場合にはその原因究明および再発防止策を検討し、必要に応じて臨時の研修会を開催し、医療従事者のスキルと安全意識の向上を図っています。
各スタッフが多くの学会に参加しており、認定取得や技術向上のため自己研鑽しています。
取得認定は下記のとおりです。
取得認定・資格 | 人数 |
---|---|
呼吸治療関連専門臨床工学技士 | 3名 |
不整脈治療関連専門臨床工学技士 | 1名 |
認定臨床実習指導者 | 1名 |
認定集中治療関連臨床工学技士 | 1名 |
認定医療機器管理関連臨床工学技士 | 3名 |
3学会合同呼吸療法認定士 | 12名 |
透析技術認定士 | 7名 |
体外循環技術認定士 | 4名 |
日本ME専門認定士 | 1名 |
周術期管理チーム | 2名 |
IBHRE-Certified Cardiac Device Specialist | 1名 |
第2級陸上特殊無線技士 | 1名 |
第4級アマチュア無線技士 | 2名 |
上級災害医療救護通信エキスパート | 1名 |
日本救急医学会認定ICLSインストラクタ | 2名 |
植込み型心臓デバイス認定士 | 1名 |
日本DMAT隊員(ロジスティクス) | 1名 |
当院では、公益社団法人日本臨床工学技士会が認定する専門臨床工学技士が4名在籍しております。当院では地域医療支援病院として、特に呼吸治療および不整脈治療分野で地域の臨床工学技士を始めとした医療関係職種に対する教育研修活動を展開しております。令3年9月現在、全国で認定された呼吸治療関連専門臨床工学技士は113名、不整脈治療関連専門臨床工学技士は510名です。
・呼吸治療関連専門臨床工学技士
相嶋 一登(平成24年度認定)
木内 耕己(令和元年度認定)
青木 宏介(令和3年度認定)
・不整脈治療関連専門臨床工学技士
大谷 太一(平成22年度認定)
血液浄化業務 | 3,111件 |
---|---|
体外循環業務 | 57件 |
経皮的心肺補助法 | 87件 |
IABP | 182件 |
自己血回収業務 | 62件 |
心臓カテーテル、アブレーション業務 | 736件 |
呼吸治療業務 | 8,449件 |
循環器デバイス業務 | 6,780件 |
医療機器保守点検業務 | 37,083件 |
市民病院では、紹介状をお持ちの患者さんの待ち時間短縮のために、電話で紹介患者さんの事前予約サービスを行う「紹介患者予約センター」を開設しています。
月〜金曜日
9:00~17:00
※土曜日・日曜日・祝日・年末年始(12月29日〜1月3日)
は受付しておりません。
在宅人工呼吸導入カンファレンス、人工呼吸器に関する安全管理研修、呼吸療法に関する災害対策研修などを行っています。ご要望をいただければ、施設に伺って研修会を実施することも可能です。WEBセミナーも可能です。
休診日
土曜、
日曜、国民の祝日、
年末年始(12月29日〜
1月3日)
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