横浜市立市民病院

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診療科・部門

放射線治療科

診療科紹介

小田切 一将 小田切 一将 医師

放射線治療は手術・化学療法(抗がん剤)と並び、がん治療の3本柱の一つとされています。
放射線治療の特長として

  • 1. 病巣を切らずに治療するので、正常臓器の形態・機能を温存できる。
  • 2. 全身的な副作用が少ないので、合併症(持病)のある患者さんや、高齢の患者さんでも比較的安全に治療できる。
  • 3. 外来通院での治療が可能である。
などが挙げられます。また、手術や化学療法と組み合わせることで、単独での治療に比べ相乗効果が期待できます。放射線治療は、がんの根治的な治療だけでなく、がんによる諸症状(痛み、しびれ、出血など)を和らげる緩和的な治療としても用いられます。
 当科では、主軸となる外照射は、通常照射(3D-CRT)のほか、高精度放射線治療として、前立腺癌に対する強度変調放射線治療(IMRT)、肺癌に対する定位放射線照射を行っています。
 このほか内照射として、去勢抵抗性前立腺癌(男性ホルモンの分泌を抑える治療を実施しても病状が悪化する前立腺癌)の骨転移治療薬である塩化ラジウム-223(ゾーフィゴ®)、骨転移による疼痛緩和を目的としたストロンチウム-89(メタストロン®)を行っています。

主な対象疾患
 すべてのがん、および一部の良性疾患が対象となります。
 外照射は、通常照射のほか、高精度放射線治療として、前立腺癌に対するIMRT(全骨盤照射を除く)、肺癌に対する定位放射線照射を主に行っています。内照射(内用療法)は、ゾーフィゴ®とメタストロン®を行っています。小線源治療は行っておりません。
良性疾患は、ケロイドと甲状腺眼症に実績があります。

外来のご案内

 放射線治療科の初診予約は、平成29年6月から医療機関からのみの受付となりました。
 医療機関からの予約時に紹介状をFAXで当院へお送りいただき、原本は患者さんが受診時にご持参ください。
 当科はベッドを有していませんので、通院での治療が可能な方になります。
 ゾーフィゴ®につきましては、まずは当院泌尿器科での診察が必要となります。
 他院からの紹介枠は毎週木曜日の13時30分に設けています。

放射線治療科 初診外来
月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
9:30
13:30

 ●:院内併診
 ▲:院外紹介         *急患は随時受け入れ可能

治療実績

平成29年1月から12月の治療実績は以下の通りです。

新規患者数     369 名
放射線治療実患者人数(新患+再患)
    439 名
そのうち 院内併診 426 名
院外紹介 13 名
高精度放射線治療 体幹部定位放射線照射 10 名
 肺 9 名
(うち原発6、転移3)
 肝 1 名
強度変調放射線治療 (IMRT) 56 名
 前立腺 45 名
 脳 2 名
 頭頚部 (副鼻腔) 1 名
 その他 8 名
特殊治療 全身照射 9 名
内用療法 塩化ラジウム-223 (ゾーフィゴ®) 5 名
ストロンチウム-89 (メタストロン®) 2 名
治療目的 根治・準根治 160 名
術前 0 名
術後 124 名
予防的全脳照射 1 名
緩和・姑息的 154 名

(原発部位別患者数)

部位症例数
脳・脊髄腫瘍 2
頭頸部腫瘍 35
食道癌 21
胃・結腸・直腸・肛門癌 15
肝・胆・膵癌 7
肺癌 112
呼吸器系腫瘍(肺癌以外) 9
乳癌 104
前立腺癌 63
泌尿器系腫瘍(前立腺癌以外) 21
婦人科腫瘍 23
造血器・リンパ系腫瘍 24
皮膚・軟部腫瘍 1
その他の悪性腫瘍 2
良性疾患 0
合計 428

図:放射線治療実患者人数の推移
*平成24年11月から平成25年4月まで、リニアック更新のため治療休止。

医師紹介

担当医師一覧
外来担当医師一覧はこちら
勝俣 康史(カツマタ ヤスシ) 科長(放射線診断科長兼務)
卒業年:
昭和55年
専門:
画像診断
取得資格:
日本医学放射線学会放射線診断専門医、日本核医学会専門医、PET 核医学認定医
小田切 一将(オダギリ カズマサ) 医長
卒業年:
平成15年
専門:
放射線治療
取得資格:
日本医学放射線学会放射線治療専門医、日本放射線腫瘍学会専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医
橋元 孝太郎(ハシモト コウタロウ) 臨床研究医
卒業年:
平成28年
専門:
放射線治療
取得資格:
産業医