院内で扱うすべての臓器からの検体が対象です。消化管・婦人科・内分泌・造血器などさまざまな臓器から、腫瘍・炎症・感染症などいろいろな疾患があります。その中で、中心となるのは、がんで、良悪性の判断から、術後の追加治療の適応を評価するための病期決定、追加治療を行う場合のコンパニオン診断や遺伝子検査まで、治療を行う上での良いサポートを提供します。
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林 宏行 医師
組織診断、細胞診、剖検が主な業務です。
診断書の書面のみでは伝えきれない情報もありますので、各科とのカンファレンスを定期的に行って、情報交換しています。
生検診断は最短で3日程度、手術検体では概ね2週間程度で報告しています。診断困難例は近隣の病理医にコンサルトしています。施設間で人員不足をカバーしながら、各病理医の専門分野を活かして、速やかに最適な診断ができるような連携を目指しています。
ISO取得をはじめとした外部精度管理に加え、診断書読み忘れが生じないシステムの導入もあり、医療安全に向けた対応も万全です。
内視鏡生検などの小さな組織や、内視鏡切除検体・手術検体から顕微鏡標本を作成し、適宜免疫染色を追加して、常勤2名・非常勤6名で診断しています。がん遺伝子パネル検査に提出するための品質管理やブロック選定も大切な仕事です。術中迅速診断では、良悪性の診断や切除範囲の決定を行います。
擦過・体腔液・穿刺などから得られた細胞の標本やセルブロック標本を作成し、細胞検査士と病理医の連名で報告します。
亡くなった患者さんの病態を明らかにするために、ご遺族の了解を得て行います。全身をくまなく精査し、主治医と所見と症状・経過の突き合わせをし、教育的症例は院内CPCを行います。
林 宏行 ハヤシ ヒロユキ
科長 部長
卒業年 | 平成6年 |
専門 | 病理診断 |
取得資格 | 日本病理学会病理専門医研修指導医、日本臨床細胞学会細胞診専門医、日本臨床細胞学会教育研修指導医、死体解剖資格 |
立石 陽子 タテイシ ヨウコ
担当部長
卒業年 | 平成11年 |
専門 | 病理診断 |
取得資格 | 日本病理学会病理専門医研修指導医、日本臨床細胞学会細胞診専門医、死体解剖資格 |
項目 | 令和5年度実績 |
---|---|
組織診断数 | 11,777件 |
うち迅速診断 | 362件 |
細胞診断数 | 8,314件 |
剖検数 | 12件 |
乳癌ホルモンレセプター検査数 | 159件 |
胃癌Her2 検査数 | 42件 |
市民病院では、紹介状をお持ちの患者さんの待ち時間短縮のために、電話で紹介患者さんの事前予約サービスを行う「紹介患者予約センター」を開設しています。
月〜金曜日
9:00~17:00
※土曜日・日曜日・祝日・年末年始(12月29日〜1月3日)
は受付しておりません。
直接地域医療機関との接点はありませんが、ご紹介いただいた患者さんの病理レポートが報告と合わせて送られるケースがあると思います。紹介の理由となった標本については、あらためてこちらでも検討するようにしています。稀少症例などにおいては、紹介元の先生が病理画像の提供を希望される際に、主治医経由で対応できるケースがあります。
休診日
土曜、
日曜、国民の祝日、
年末年始(12月29日〜
1月3日)
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