キービジュアル

研修医日記

RESIDENT DIARY

045-316-4580

当院初期研修医の論文が海外医学英文誌にAcceptされました2

 この度、当院初期研修医であるO先生が書いた英語論文がAnnals of Hematologyという海外医学英文誌に見事アクセプトされ念願のPubmedにその名が刻まれました。Annals of HematologyImpact factor3.0であり、素晴らしい快挙です。

 本論文は悪性リンパ腫の症例報告です。B細胞リンパ腫には通常CD20抗原が発現しており、分子標的薬として抗CD20抗体のRituximabKey drugとなりますが、本症例はB細胞リンパ腫にも関わらずCD20陰性でした。CD20陰性B細胞リンパ腫はRituximabが無効で予後不良であり、本症例も早期に治療抵抗性となりました。Polatuzumab vedotinB細胞に発現しているCD79bに対する抗体薬でかつ抗癌剤MMAEが結合した抗体薬物複合体(ADC: Antibody-Drug Conjugates)という新たな機序の新薬です。本症例は治療抵抗性CD20陰性B細胞リンパ腫に対してPolatuzumab vedotinが奏効した世界初の症例報告です。今後のCD20陰性B細胞リンパ腫の治療戦略にも影響しうる業績であり医学的貢献度が高いと考えられます。
 O先生は産婦人科志望でしたが是非学会発表と論文発表をしたいと強く希望され今回の快挙につながりました。日常臨床の忙しい中、試行錯誤をしながら慣れない英語論文作成に一生懸命取り組み、見事結果を出したことは本当に素晴らしいと思います。

e2742423ddb99d93c9875e28f95b1f0d-1757298647.png
b89a75ca70bbe7ddb083d2d74c351543-1757298655.jpg

臨床研修委員長

仲里 朝周

2025年09月
« 2025年08月 2025年10月 »
1 2 3 4 5 6
7 8
  • 9/8(月)

    当院初期研修医の論文が海外医学英文誌にAcceptされました
    当院初期研修医の論文が海外医学英文誌にAcceptされました
  • 9/8(月)

    当院初期研修医の論文が海外医学英文誌にAcceptされました2
    当院初期研修医の論文が海外医学英文誌にAcceptされました2
  • 9/8(月)

    当院初期研修医の論文が海外医学英文誌にAcceptされました3
    当院初期研修医の論文が海外医学英文誌にAcceptされました3
9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

最新記事

アクセス情報ACCESS

〒221-0855 
神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢西町1-1

アクセス情報を見る

バスでお越しの方

バス停「市民病院」下車 ※令和2年5月2日に新設
・横浜駅西口から 市営87系統又は34系統(平日の日中のみ)
・東神奈川駅から 市営88系統(東神奈川駅西口~東横反町駅前~三ツ沢上町前~市民病院)
・保土ケ谷区内や相鉄線沿線から 208系統(横浜駅西口~和田町~市民病院)

バス停「三ツ沢総合グランド入口」下車 徒歩1分
・横浜駅西口から三ツ沢総合グランド経由のバスに乗車

© 2019 City of Yokohama. All rights reserved.