研修医日記
RESIDENT DIARY
皮膚科の診療科日記をご覧頂きありがとうございます。
皮膚科では、皮膚症状を呈する幅広い疾患を対象として診療を行います。皮膚症状を通して様々な全身性疾患との関わりを学ぶことができます。当科では、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹など皮膚アレルギー疾患、スティーヴンス・ジョンソン症候群(SJS)/中毒性表皮壊死症(TEN)などの重症薬疹、天疱瘡、血管炎などの自己免疫性疾患、皮膚腫瘍と幅広い領域の疾患の診療を行っています。
当科での初期研修では、皮膚科研修の週間予定表にあるように午前中は外来、病棟処置、午後は手術の研修があります。外来では、初診あるいは再来の診療に一緒に参加して、実臨床から皮疹の見方、診断から治療までの流れを学ぶことができます。特にどの診療科でも遭遇することの多い薬疹の診断、治療について多くの症例を経験することができます。機会があれば、即時型アレルギーの検査であるプリックテスト(SPT)や遅延型アレルギーの検査であるプリックテスト(PT)といった皮膚テストについても研修することができます。病棟処置では、外用療法、包帯処置などの処置をスタッフと一緒に行い皮膚科処置の基本的なところが修得できます。また、蜂窩織炎など皮膚感染症に対する抗菌薬治療、天疱瘡、水疱性類天疱瘡などの自己免疫水疱症やSJS/TENといった重症薬疹に対する高用量のステロイド全身治療に伴う免疫抑制状態での合併症の管理などを研修することができます。更に、当科での入院患者の内訳で示したように皮膚腫瘍に対して植皮術を含めた多くの手術を行っており、外来での手術を合わせて皮膚の縫合の手技について多くの経験を積むことができます。
皮膚科で研修を行うことでプライマリケアに関係する知識、手技をたくさん修得することができると思います。現在、当科では4名のスタッフで診療に当たっています。みなさんの皮膚科での研修をお待ちしております。
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バス停「市民病院」下車 ※令和2年5月2日に新設
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