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研修医日記

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診療科日記 ~腎臓内科~

診療科日記 腎臓内科

 これからどこの病院で初期研修をしようか悩まれている医学生の皆様、怒涛の2年間の初期研修を終えて何科を専攻しようか悩まれている専攻医の皆様こんにちは!

 腎臓内科に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?

 私自身医学生の頃は、透析って良く分からない、電解質なんてもっと分からない、腎炎も種類が多いし病理所見も複雑、と腎臓内科に対してどちらかというとネガティブなイメージを持っていました。ですが、今となっては腎臓内科を専攻して良かったなと思っています。

 腎臓内科医の主な業務内容と魅力についてご紹介したいと思います。

 

 腎臓内科の特徴として、急性腎障害などの急性期疾患から慢性腎臓病(CKD)などの慢性期疾患まで担当する疾患の幅が広いです。

当科に入院される主な疾患としては、慢性腎臓病の合併症の治療、腎炎ネフローゼ症候群の精査加療、透析導入、電解質異常の精査加療などが挙げられます。

 検査や手技としては、腎生検や緊急で血液透析が必要となった患者さんへの透析カテーテル挿入を行っています。透析のシャント造設、シャントトラブルは心臓血管外科、循環器内科と連携して対応しており、腹膜透析のカテーテル留置は消化器外科と行っております。

 当院は650床の急性期病院であり、他科からの併診依頼も多く、維持血液透析患者の管理、種々の原因で急性腎障害を併発した患者さんの管理も行っております。

 また月23回、腎生検カンファレンスを定期的に行っております。当科で行われた腎生検症例全てを腎病理専門医と確認しております。大学病院ほど腎生検数は多くありませんが、珍しい症例も多く、学会発表には事欠きません。腎生検によって詳しく病態を考えて治療を進めていくプロセスが私(科長)は好きです。

 外来業務は腎臓内科スタッフが担当しております。主にCKDの管理、腎炎ネフローゼ症候群のステロイド・免疫抑制剤の調整を行っていますが、高血圧患者は当科が対応しますので、治療抵抗性高血圧や高血圧合併妊娠患者を診る機会も多いです。腎移植に関しては残念ながら当院では対応できないので腎移植希望患者は他院に紹介しています。

 

*以上、一般外来から集中治療室まで幅広く対応が求められる、縁の下の力持ち的存在が腎臓内科です。腎臓内科は難しい、頭が良くないから無理、という意見もよく聞きます。しかし、そこそこ外科的手技もあって楽しいし、分からないことは我々と一緒に是非勉強しましょう。やさしいスタッフがお待ちしております!

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