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研修医日記

RESIDENT DIARY

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小笠原村での研修

小笠原村での研修

 みなさんこんにちは、ドクターコトーの映画が楽しみで仕方ない2年目研修医のKです。
 今回は地域医療研修についてお話ししようと思います!
 
 私は父島にある小笠原村診療所にて1ヶ月研修を行いました。小笠原村は東京から1200km離れており、交通手段は1週間に1回24時間かけて航行する船のみというかなり隔絶された僻地です。父島は人口3,000人程度の島で、唯一の診療所は島の医療を一手に担っています。特徴としては高齢者は少なく、40代と小児が多いと他の離島とはまた異なった人口比率です。

 緊急処置はできることに限りがあり、手術や入院での治療は基本的に内地に送ります。内地までは自衛隊のヘリと航空機を用いて10時間かけて搬送します。診療所や搬送中にできる限りのことをやっても時間的に厳しいこともあるようで、島に住むにはそこを許容しないといけず、高齢者が住むには少し厳しいなという印象でした。

 小笠原村診療所での研修は基本的に緊急患者対応、外来見学、検査や処置などをやっていました。島ならではのシステムに戸惑いながらも、優先順位をつけて診療していく中で、僻地医療で何が求められるのか?帰せるのか?内地にて入院させるのか?航空搬送をお願いするのか?など考え方を学ぶことができました。日常内科診療についても薬剤や物資の制限の中、どこまで患者のためになる医療ができるのか、スタッフの皆さんが真剣に考えていて、勉強になったし素直にかっこいいと思いました!昔ドクターコトーに憧れて医者を志した身なので、孤島で診療したことは夢が叶った瞬間でとても記憶に残る研修でした。

 さて、小笠原といえば世界自然遺産、一大観光地ですよね。今回の研修期間中、土日は思い切ってアクティビティを満喫しました!

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観光については、南島という石灰岩でできた絶景のツアーをはじめ、ダイビングやシーカヤック、トレッキング、星空などとても良かったです!野生のイルカはめちゃくちゃ可愛かったです!!

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夜は島の居酒屋でご飯を食べ、ときには島民や観光客と仲良くなり、一緒に飲みに行ったり遊びに行ったりとても充実していました。ウミガメを食べる文化があるそうで、ウミガメの刺身は馬刺しのような味がして美味しかったです。個人的にはチギの天ぷらが最高でした。

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他にもここでは書ききれないくらいたくさんの感動がありました。仕事でもプライベートでも、一生忘れることのできない経験ばかりでした。当院の初期研修は、地域医療先が魅力的という特徴もあると思っています。他の同期に聞いていても、仕事も遊びも満喫したという話をよく聞きます。
 試験に向けて頑張っている学生の方々も、モチベーションの一つにして今後も頑張ってください!!

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