研修医2年目のSです。あと少しで当院での２年間の初期研修を終えようとしています。この２年間を振り返ると研修医の仲間、指導医、コメディカルスタッフ、職員の方々に恵まれ充実した研修ができたと満足しています。この記事を読んで下さっている方の中には当院での初期研修に興味を持つ医学生の方もいるかもしれません。学術的活動への手厚いサポートも当院の魅力と考えています。今回、論文執筆という貴重な経験をさせて頂いたので紹介したいと思います。

来年度から呼吸器内科に進むこともあり、希少な呼吸器疾患の患者さんについて症例報告を書いてみませんかと指導医の先生に声をかけて頂きました。書いてみますとお返事したは良いものの、論文執筆ましてや英文執筆の経験は全くなかったため何から始めれば良いか分かりませんでした。指導医の先生の手厚いご指導で何とか書き終えることができました。執筆過程で特に難しいと感じたことが２点ありました。１つ目は自分の論文の有用性を示すことです。論文の新規性を述べるためには同じ疾患を報告した過去の論文を読み込む必要があると学びました。２つ目は英語です。大学受験を終えて以降英語の勉強をほとんどしておらず、言い回しや医学用語など分からないことが多くありました。今後も学会発表や論文執筆、留学をする機会があると思うので英語の勉強は続けていきたいと感じました。

呼吸器内科に限らず当院の様々な診療科で研修医が学会発表や論文作成をする機会があります。私自身、２年間を通して炎症性腸疾患科と呼吸器内科で学会発表もさせて頂きました。どの診療科でも丁寧にご指導下さり研修医のうちにこのような経験ができるのは魅力的だと思います。今回の論文執筆の経験を生かし今後も精進したいと思います。

末筆ながら初期研修でお世話になった方々に感謝申し上げます。

当院の近くの三ツ沢公園は桜の名所としても有名です。診療棟から見える桜、富士山、夕日などの景色にはいつも癒されていました。