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研修医日記

RESIDENT DIARY

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学会発表を終えて

みなさん、こんにちは。研修医2年目のNです。
6年生の方々は、ちょうどマッチングの時期ですね。
当院も全3回のマッチング日程のうち、すでに1回目が終了したところです。
今年はCOVID-19の影響で病院見学が十分にできなかったり、各病院のマッチング試験がイレギュラーだったりと、受験生のみなさんにとっては大変な年だと思いますが、逆境に負けず、自分の実力を発揮できるようぜひがんばってください!

さて、今回私は8月8日に開催された「内科学会ことはじめ2020」にて学会発表させていただいたので、そのお話をさせていただきます。
東京国際フォーラムで開催されたこの学会は、内科学会と並行して行われる、医学生・研修医を対象とした学会です。
私が発表させていただいたのは、当院での超高齢リンパ腫症例を対象とした予後因子の後方視的解析についてでした。地方会や今回のような若手向けの学会では、1症例に関する症例報告をすることが多いのですが、100症例という膨大なデータをまとめた統計解析結果の発表機会をいただき、ありがたいやら恐れ多いやらという気持ちでした。
正直、統計なんて学生のときに講義を聞いたような聞かなかったような…かぷらんまいやーってなんだっけ、というレベルではじめは何もわからずでしたが、仲里先生からの非常に手厚いご指導で、単変量解析・多変量解析、生存曲線など論文でよくみるようなデータをある程度自分で理解し解析することができるようになったように思います。血液内科部長から直々にリンパ腫のデータ解析の指導をしていただけるなんて、それも普通の病院では考えられないことではないかと思います。
発表当日は当院マッチング試験と同日であり、前日は仲里先生も準備にお忙しかったにも関わらず、発表前の予行演習の指導までしていただきました。
学会発表って、ただ発表すればよいのではなく、質疑応答の時間があるのですが、実はそちらの方がビッグイベントな気がします。正直発表内容以上のことを専門医の先生から聞かれても素人の自分に答えられる気はしないし、何が聞かれるかな…とドキドキしながら準備をしていました。
発表当日。若手対象の学会といえど、抄録の段階からどの発表も非常にレベルが高く、本当に緊張しました。
今年はzoomを用いたLIVE配信での発表で、イレギュラーではありましたが、発表と質疑応答と、なんとか無事に終わることができました。自分としては、質問されて固まらずにそれらしいこと(正解かはともかく)を言えただけで合格と思っています(笑)
実は今回、同じ発表ブースに同期がいてくれたので、緊張が緩和されて落ち着いて発表ができたというのも大きかったです。準備が終わらない…と嘆きながら一緒に発表準備に取り組んだのも良い思い出です。
当院では、歴代の先輩方が、学会発表で優秀賞を受賞されたり、論文執筆をして海外の有名な学術誌にacceptされたりと、多くの功績を残されていて、本当にacademicな環境だと思います。
学術的な面以外にも、やる気さえあればいくらでも自分が主体となって診療に携わらせてもらえるのも、当院の特徴だと思います。初期研修開始からもうすぐ1年半になりますが、敗血症性ショックとなった担当患者さんの初期対応をしたり、ICU入室が決まった患者さんの人工呼吸器設定を必死に調べて設定したのが印象深いです。
マッチングを受けてくださる方々、研修はここで間違いないと思いますので、ぜひ1位指名でお願いします!
最後になりますが、このような貴重な機会を与えてくださった血液内科 仲里朝周先生に、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

2020年8月10日

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