研修医日記
RESIDENT DIARY
臨床研修委員長
仲里朝周
2020年5月1日、横浜市立市民病院は三ッ沢公園内の新病院に移転しました。コロナウイルスと戦いながらの移転であり困難な状況ではありましたが、全職員が力を合わせ一致団結して無事に移転することができました。
新病院では、ICU、NICU、GCUなど重症系集中治療室の拡充、手術室や血管撮影室、分娩室(LDR)の増室などに加え、最新の放射線治療機器等を導入しています。当院は災害拠点病院として重要な役割を担っていますが、新病院は地震や台風などの大規模災害の際に外部からのライフラインが途絶えたとしても7日間自立できる機能を備えています。また当院は第一種・第二種感染症指定医療機関となっており、感染症病棟の完全個室化や重症系病棟への陰圧室配置など感染症拠点病院としての機能をさらに充実させ現在のCOVID-19感染症に対しても万全の体制で臨んでいます。
真面目に書いてしまいましたが、何が嬉しいかって言いますととにかく広くてキレイなことがこの上ない喜びなんです。旧病院は狭くて古くて窮屈な感じが否めませんでしたが、新病院は廊下が150mぐらいあってどこまで続いているのかわからないぐらい、ここは外国の病院か?と錯覚してしまいます。ナースステーションも病室も広くてとてもきれいで職員だけでなく患者さんも快適に過ごせるのではと思います。私は長い医師人生で病院の移転に立ち会ったのは今回が初めてなのですが、働く環境が改善されるとこんなにも気分が良いのかと初めてわかりました。以前なら朝起きると「今日もまた仕事か。ハァ」なんて溜息をつくこともありましたが、新病院に移転してからは年甲斐もなく病院に向かう途中もウキウキした気分になっちゃいます。スキップはしないですけどね。研修医のみんなも新病院にはとても満足しているようで毎日笑顔で過ごしています。
よくよく考えてみると今現在働いている初期研修医の先生達は、あの老朽化した狭い旧病院だったにも関わらず、よくぞまあ当院を選んでくれたものだとあらためて感心してしまいます。ちゃんと外見ではなく中身をみてくれていたんだと思います。みんな見る目があるから将来の結婚相手もきっといい人を見つけられると思います。余計なお世話ですね。近所のおせっかいなおばちゃんみたいですみません。あっ、おじちゃんか。
皆さんに新病院の魅力をお伝えしたいので新病院の写真をお見せしたいと思います。
正面からの写真
新病院の航空写真です。三ッ沢球技場のすぐ隣です。
洗練された総合受付。きれいです。
最果てまで続くサウスストリート。終点が見えません
ステキなアートに癒されます。
憧れのカフェもできました。
病棟もとっても広くてきれいです
アクセス情報ACCESS
〒221-0855
神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢西町1-1
バスでお越しの方
バス停「市民病院」下車 ※令和2年5月2日に新設
・横浜駅西口から 市営87系統又は34系統(平日の日中のみ)
・東神奈川駅から 市営88系統(東神奈川駅西口~東横反町駅前~三ツ沢上町前~市民病院)
・保土ケ谷区内や相鉄線沿線から 208系統(横浜駅西口~和田町~市民病院)
バス停「三ツ沢総合グランド入口」下車 徒歩1分
・横浜駅西口から三ツ沢総合グランド経由のバスに乗車
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