研修医日記
RESIDENT DIARY
はじめまして、研修医1年の西堂寛和です。まだ働きはじめたばかりで横浜市立市民病院の魅力を語るのには早いですが、3ヶ月の思い出を語らせていただき少しでも伝わればいいなと思います。横浜での新生活に期待感に満ちあふれていたのと同時に、新しい環境で周りの人とうまく関係を築けるのか、医師として働けるのかプレッシャーを感じていたのを今でも覚えています。最初の2ヶ月は消化器内科で、担当患者が30人という状況からスタートし、ルート・採血・薬のオーダーといった基本的な業務もまともに出来ず悔しさと不甲斐なさを感じる毎日でした。朝も早く仕事が終わるのも遅かったため、レジ室に戻った時でもなかなか同期や先輩方にも会うことが出来ず、寂しい思いをしていました。
この景色にいつも癒されます
そうした日々の中にも消化器内科の魅力を感じる瞬間がありました。膵頭部癌による胆管狭窄、十二指腸浸潤し狭窄をきたしている患者さんに対する治療です。もともと胆管狭窄に対してステントを留置していましたが機能せず、胆管炎→敗血性ショックになりステント交換をする方針でした。しかし、十二指腸の狭窄が著しく内視鏡を乳頭部まで挿入することが出来ませんでした。そのため、十二指腸ステントを留置した後、狭窄を広ろげ胆管ステント交換をすることになりました。その後は全て順調に進みました。十二指腸ステントは広がり、さらに乳頭部にかかっていなかったので、胆管ステントも無事交換することが出来ました。夜遅かったと思いますが、ステントを交換し、胆汁の流出を認めた時の感動は今でも忘れることが出来ません。
患者さんの状態も劇的に改善し、内視鏡治療のすごさを実感するとともに自分も同じように患者さんに貢献できたらと思う瞬間でした。
また、同期や先輩方の優しさを感じた2ヶ月でもありました。先ほど述べたようになかなか会うことが出来ませんでしたが、会った時には”大丈夫?元気?”と何気ない言葉ですが声をかけてくれたことはとても嬉しかったです。当直も少なくしてくれ代わりに多く入ってくれた同期本当にいい人たちなんだと実感しました。
そして、私事ではありますが5月に36回目の誕生日を迎えました。みんなに祝っていただいて本当に嬉しかったです。今までで一番思い出に残る誕生日になりました。
誕生日祝ってくれてありがとう!最高の同期、出会えてよかった。
初期研修医1年目
西堂 寛和
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