2024年12月7日、将来内科専門医を目指す若手医師を対象にJMECC（日本内科学会認定内科救急・ICLS講習会）を当院で開催しました。

　JMECCとは、Japanese Medical Emergency Care Courseの略であり、心停止時のみならず緊急を要する急変患者に対応できるよう、日本救急医学会策定の「ICLS」を基礎に日本内科学会独自の「内科救急」をプログラムに導入した講習会です。この講習会はシミュレーション訓練が中心で、心肺蘇生のみならず重篤な急性疾患や病態悪化に適切に対応するための基礎を学びます。

　横浜市立脳卒中神経脊椎センター副病院長・循環器内科部長の重政朝彦先生をディレクターにお招きして、当院循環器内科北島龍太先生、消化器内科角田裕也先生にインストラクター、呼吸器内科阿河昌治先生にアシスタントインストラクターを務めて頂き、当院の内科専攻医6名に対して熱心にご指導いただきました。受講した専攻医はICLSに加え、内科救急疾患への初期対応に関する手技を学ぶことができ、非常に有意義な研修となりました。

　当院では内科専門研修プログラムの基幹施設としてJMECCを年に1回は必ず開催し、専攻医・研修医が積極的に研修に参加できるよう今後も支援を行ってまいります。

　お休みの日にも関わらず朝早くから夕方まで熱心にご指導下さった先生方、そして事前に入念な準備をして円滑な運営をして頂いた事務局の皆様、本当にありがとうございました。心から感謝申し上げます。

臨床研修委員長

仲里朝周