研修医日記
RESIDENT DIARY
地域研修、そして二つの学会発表
こんにちは。研修医Sです!
そろそろマッチングの時期ですね。
私自身、この時期になると当時のことを思い出します。医師としての人生をスタートする病院を自ら選び、そして病院からも選んでいただく。マッチングは、これからの自分を真剣に考える貴重な機会でした。
第一志望として当院を選び、実際に研修医となった今、研修中に「挑戦したい」と思っていたことを一つひとつ実現できる環境があることに、日々感謝しています。
そんな私にとって、6月から7月は「挑戦」と「感謝」が詰まった2か月でした。
当院の地域研修では、北海道から沖縄まで全国各地で研修を行うことができます。
派遣先の決め方は年度によって異なりますが、私たちの代は「あみだくじ」でした。
私は6番目。
以前から沖縄で研修をしてみたいという憧れがあり、「行けるだろうか」とドキドキしていました。沖縄にも複数の派遣先がありますが、幸いにもご縁があり、6月の1か月間、沖縄県伊江島で地域研修を行うことになりました。
6月1日から30日までの地域研修の最中には、6月中旬に日本消化器内視鏡学会、7月上旬には日本消化器病学会での発表も控えており、自分にとっては大きな挑戦でした。
「本当に全部やり切れるだろうか。」
そんな不安を抱えながら始まった伊江島での生活は、台風からのスタートでした。診療所では普段経験できないような症例に出会い、島内では対応が難しい患者さんのフェリーやヘリ搬送も経験しました。限られた医療資源の中で最善を尽くす離島医療を目の当たりにし、地域医療の奥深さを肌で感じる毎日でした。
一方で、診療が終われば島の方々や他施設から来ていた同期の研修医と食事をしたり、海辺でカニを捕まえたり、水平線に沈む夕日を眺めたり、運よくウミガメに出会えた日もありました。豊かな自然に触れながら、都会では味わえない新鮮な毎日を過ごすことができました。
もちろん、二つの学会発表を控えていたため、「楽しんでばかりはいられない」と思っていましたが、島のゆったりとした時間の流れに癒され、心身ともにリフレッシュできたことも事実です。

限られた時間の中で、睡眠不足や疲労と向き合いながら準備を進め、学会当日は自分なりにベストを尽くすことができました。
その結果、第122回消化器内視鏡学会関東支部例会では優秀演題賞、日本消化器病学会関東支部第390回例会では研修医奨励賞をいただくことができました。
この結果は、決して一人で得られたものではありません。
地域研修前には消化器内科のM先生に、スライド作成から発表原稿まで丁寧にご指導いただきました。また、地域研修後には炎症性腸疾患科のT先生に発表直前までスライドやプレゼンテーションをご指導いただき、科の先生方にも多くのサポートやアドバイスをいただきました。
先生方のお力添えがあったからこそ、自信をもって学会発表に臨み、このような結果に繋がったのだと思います。この場をお借りして、心より感謝申し上げます。
当院には「やってみたい」という気持ちを後押ししてくださる先生方と、その挑戦を支えてくれる環境があります。
地域医療でしか得られない経験も、学会発表への挑戦も、そのどちらも諦めることなく取り組める環境がここにはあります。私自身、この2か月間を通してそのことを身をもって実感しました。
マッチング先に正解はありません。
だからそ、ぜひ一度、当院の雰囲気や研修の魅力に触れてみてください。
この文章を読んでくださった皆さんが、「こんな研修をしてみたい」「ここで挑戦してみたい」と少しでも感じてくださったなら、とても嬉しく思います。
皆さんと一緒に働ける日を、心より楽しみにしています。


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