研修医日記
RESIDENT DIARY
皆さんこんにちは。外はすっかり寒くなり、病院から見える富士山に雪が積もるようになりました!
今回、研修医日記を担当させていただきます研修医2年目のTです。
先日学会発表に行ってきたので、まずはそのご報告から。
コロナの影響で、この数年は様々な学会がオンライン開催だったようですが、最近はハイブリット形式で現地参加する方も徐々に増えてきており、今回、大阪で開催された第13回日本炎症性腸疾患学会へ参加してきました!
過去の研修医日記でも何度か登場していると思いますが、当院の外科の中には、炎症性腸疾患(IBD)科という診療科があります。重症や難治で複雑な治療経過をお持ちのIBD患者さんを、スタッフの先生6人+外科専攻医+研修医で担当しています。
私は学生の頃の研究実習を通してIBDの研究に興味を持ち,1年目2ヶ月+2年目2ヶ月の計4ヶ月IBD科をローテートしました。研修医の間に学術活動も積極的に行いたいなと考えていたので、指導医の先生から声をかけていただいたこともあり、ローテート中に経験した珍しい病態の症例と、過去の類似の症例をまとめて発表をすることになりました。
発表に向けて、学会の4ヶ月前から抄録を書いたり、カルテを何年も遡って必要な情報を集めたり、簡潔で分かりやすいスライドを目指して作成したりと、準備にはものすごく時間がかかりました。それと同じくらい、指導医の先生も業務を終えた夜遅い時間や休日に、発表がより良いものになるよう何度もスライドを修正し、熱心に指導してくださいました。「この発表で先生が伝えたいことは?」と、自分自身の発表の要点を常に意識できるようにアドバイスをいただき、短い発表時間の中でうまく伝えられるようにサポートしてくださいました。
そして学会本番!指導していただいた先生方も一緒に現地へ来て見守ってくださり、無事発表を終えることができました。大勢の偉い先生方を前に発表するのはとても緊張しました。前日は不安すぎて、寝る直前まで原稿を読む練習をしてそのまま枕元に原稿を置いて寝たせいか、全然寝られませんでした(笑)しかし、終わった後には大きな達成感があり、学会発表を通して学んだことも多く、挑戦して本当に良かったと感じました。指導してくださった先生方への感謝の気持ちでいっぱいです!
と、ここまでは完全に私の体験談が長くなってしまいましたが、当院の魅力は伝わったでしょうか?
当院は市中病院の中でも規模が大きく診療科が揃っており、私たち研修医のやる気に応えてくれるだけの豊富な症例や、各科の経験豊富な先生方に恵まれていると思います。
研修医の興味のある分野も皆様々で、同期は内科、外科、小児科、救急科、精神科、皮膚科、眼科、放射線科…など、様々な診療科に進みます。
さらに、この1年半強の研修生活の中で、研修医の人数が多く仲が良いこともとても大きな魅力だと感じます。日々仕事で困ること、苦労する場面が誰しもあると思います。そんなときに、研修医室に行けばいつも共有できる相手がいて、相談できることが支えになっています。
また、研修医室で空き時間にも勉学に励んでいる人、毎日縫合や糸結びの練習をしている人、自主的に当直に多く入り救急診療力を高めている人など、努力している同期や先輩後輩に囲まれて、刺激を受ける毎日です。
実際に働いてみないとなかなか研修生活のイメージはつきにくい部分も多いと思いますが、この日記を通して、当院に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです!
発表の様子
観光や食も、しっかり楽しんできました!
アクセス情報ACCESS
〒221-0855
神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢西町1-1
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バス停「市民病院」下車 ※令和2年5月2日に新設
・横浜駅西口から 市営87系統又は34系統(平日の日中のみ)
・東神奈川駅から 市営88系統(東神奈川駅西口~東横反町駅前~三ツ沢上町前~市民病院)
・保土ケ谷区内や相鉄線沿線から 208系統(横浜駅西口~和田町~市民病院)
バス停「三ツ沢総合グランド入口」下車 徒歩1分
・横浜駅西口から三ツ沢総合グランド経由のバスに乗車
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