研修医日記
RESIDENT DIARY
こんにちは!研修医2年目のNです。
新年度が始まり2ヶ月が経ちましたね。6年生の方々はマッチングで受ける病院を決めよう
としている時期だと思います。これを読んで当院の研修について知っていただければ幸い
です。
横浜市立市民病院の魅力の一つとして、市中病院の中でも規模が大きいため初期研修2年
間という短い間で多くの貴重な経験をできるところが挙げられます。
私自身も研修医になって様々なことを学ばせていただいていますが、その中でもより思い
出に残っていることが初めての学会発表だったのでそのお話をしようと思います。
学会発表というと、頭のいい人がやるもの、難しそうというイメージがあるかもしれませ
んが、必ずしもそうではありません!私自身も前述のようなイメージがあり、機会をいた
だいた時挑戦してみたいという気持ちと自分にできるかという不安な気持ちがありました
が、
やってみて本当によかったと思っています。
私が参加させていただいたのは第111回 日本消化器内視鏡学会の地方会です。発表す
ることになったきっかけは、消化器内科の研修では毎週症例プレゼンがあるのですが、そ
の症例を決めている際に、上級医の先生が「この症例は珍しい!ぜひ地方会に出してみな
いか!」と言ってくださったことでした。突然のことで、自分にできるのかという不安が
ありましたが、挑戦してみたいという気持ちもあり、参加させていただくことにしました
。
学会発表の準備をする中で、様々な科をローテーションしながら準備をするのは大変な
ことも多かったのですが、何より私が感動したのは日々の診療でお忙しい上級医の先生方
が外来や病棟業務が終わった後に夜遅くまで準備に協力してくださったことでした。発表
がよりよいものになるよう私以上に考察を練ってくださり、研修医のためにここまで尽力
してくださる先生方がいて、この病院で研修していて本当によかったと思いました。よく
研修病院を選ぶポイントに「指導医の先生が教育熱心」ということが挙げられていますが
、この病院は言葉だけでないことを実感しました。
学会準備は合計2ヶ月ほどかかり、先生との合わせは合計50時間以上、自分で文献を調
べたりスライドを作ったりする時間はそれ以上だったと思います。初期研修では日々の業
務に追われてしまい、なかなか目標をもって過ごすことが難しいと思うのですが、学会発
表という目標に向かって過ごせた毎日は今思うと本当に貴重だったと思います。
当日はコロナの関係もあり、会場に出向いてZOOMで発表しました。ZOOMとはいえ初
めての学会発表、とても緊張しました。自分が発表していた7分間はあまり記憶がありま
せんが、終わった時は大きな達成感がありました。その日のうちに優秀賞の表彰があり、
研修医・専攻医の80人中5人として表彰されました。ちなみに発表した内容は論文化する
ことになり、もう少しで校正が終了し若手向けの雑誌に投稿される予定です。
今まで経験のない私が学会発表、論文執筆まで成し遂げることができたのは大部分が市
民病院の先生方のおかげだと思っています。私が一番伝えたいことは、市民病院は誰でも
やる気次第で充実した研修が行える環境ということです。多数の経験豊富な先生がいらっ
しゃるため、学会発表一つ行うにしても完成度の高い発表をすることができますし、普段
の研修においてもただ業務をこなすだけでなく、入院患者さんの管理のポイントやなぜこ
のような治療をしているのかなど根拠を教えてくださるため、毎日多くのことを吸収し成
長を感じながら研修することができます。
この記事を読んでくださっている医学部生の皆さん、ぜひ市民病院で研修してみません
か?研修病院を悩んでいる方は一度見学に来てみてください!活気ある病院の雰囲気を感
じることができると思います。ぜひお待ちしております。
ここまで読んでくださった皆様ありがとうございます。長文失礼いたしました。
*学会発表だけでなく普段の研修でもお世話になった消化器内科の専攻医の先生方と。先
生方と研修医の距離が近いのも市民病院の魅力の一つだと思います。
アクセス情報ACCESS
〒221-0855
神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢西町1-1
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バス停「市民病院」下車 ※令和2年5月2日に新設
・横浜駅西口から 市営87系統又は34系統(平日の日中のみ)
・東神奈川駅から 市営88系統(東神奈川駅西口~東横反町駅前~三ツ沢上町前~市民病院)
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バス停「三ツ沢総合グランド入口」下車 徒歩1分
・横浜駅西口から三ツ沢総合グランド経由のバスに乗車
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